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例年、日経新春杯よりも、翌週のAJC杯に有力馬は流れるというイメージがありますが、今年は少し様相が違うようです・・・。
では早速見ていきたいと思います。
有力馬考察(netkeiba想定人気順)
1人気 ヴェローチェエラ(川田) 3.8倍
実績:C 近走:D 適正:B 騎手:S 所属:A
前走は3勝クラスとはいえ、大外から軽く飲み込む、強い競馬をしました。かなりの圧倒感がありましたね。重賞の京都新聞杯でも内前残りの中、一頭外から差し込んできましたし、ゆきやなぎ賞ではショウナンラプンタがタイトに立ち回っているのに対し、こちらは大外をまわしており、両レース共負けてはいますが、一番強い競馬をしております。能力は疑いようがありませんが、外から飲み込んで圧倒する馬なので、弱い馬に強いタイプです。今回のメンバーは強力です。前述の2レース同様、外から差し込むも差し届かず、という場面も十分考えられます。
2人気 ホールネス(坂井) 5.0倍
実績:B 近走:A 適正:A 騎手:A 所属:B
エリザベス女王杯はメンバーで一番上手く立ち回っていたので、3着という着順ほど評価はできません。ただ、逆に言うと、上手に立ち回れる競馬巧者ですし、勝負根性もあり、競り合いにも強いです。中京は2戦2勝、同舞台の2200m戦でも勝利しており、適正も申し分ありません。斤量55キロもかなり恵まれた印象です。
3人気 メイショウタバル(浜中) 7.0倍
実績:A 近走:B 適正:A 騎手:C 所属:C
菊花賞は抑える競馬を試みましたが、やはり現状は無理に抑えても良さは出ないという事でしょう。重賞2勝した時の馬場は重馬場、稍重馬場と、道悪が大得意な馬ですので、今の荒れた中京の馬場もこの馬には追い風でしょう。一雨あれば更に良いですね。とにかくこの馬は自分との闘いです。自分の競馬ができるかどうかだけです。逃げ馬ですが、スタートは速くないので、あまり内枠ではない方が良いと思います。
4人気 ショウナンラプンタ(鮫島駿) 8.9倍
実績:B 近走:A 適正:A 騎手:B 所属:A
馬群を全く苦にせず、内を抜けてくる競馬を得意としています。菊花賞、神戸新聞杯は特徴が如何なく発揮されていました。菊花賞は完璧な競馬でしたので、アドマイヤテラは交わして欲しかったというのが正直なところですが、勝ちにいく積極的な競馬は評価できます。頑張るけれども少し足らない感じがしますが、菊花賞の経験を経て、一皮むけていれば、十分チャンスはありそうです。明け4歳、どの位成長しているか注目です。斤量56キロは反則な気がします笑。これは恵まれました。
5人気 ロードデルレイ(西村淳) 9.2倍
実績:C 近走:C 適正:C 騎手:A 所属:B
生涯成績(5.2.0.1)と神戸新聞杯の4着以外連対を外した事のない馬ですが、前走中日新聞杯は、最後なんとかマテンロウレオを捕えて2着。全く余裕は感じられませんでしたね。許容ギリギリという感じで、久々に重賞に出走して、底が見えたかなという印象です。ロードカナロア産駒ですので、200mの距離延長も大きな不安材料です。メンバーも今まで戦ってきた相手よりも格段に強いです。今回不安材料が多いですが、人気は落ち着く可能性があります。もし人気が落ち着いて、伏兵の立場で走れるのであれば、大きな解放感を得られます。そうなると弾ける可能性はありますね。
6人気 バトルホーン(横山武) 14.8倍
実績:C 近走:C 適正:A 騎手:A 所属:A
この馬も生涯成績(5.2.0.1)、人気を背負ってきたというところもロードデルレイと同様です。白富士Sでロードデルレイと競馬をしておりますが、その時はロードデルレイの切れ味に屈しております。ただ、この舞台であれば、この馬の方が適正は高そうです。切れる脚はありませんが、逃げても控えても競馬ができますし、最後はしっかりと脚を使える馬です。成績の通り、非常に安定感のある馬で、このメンバーでも前残りの展開になれば、粘り切れる能力はあります。今の中京は内前決着が多いので、展開が向く可能性は十分あります。
伏兵馬考察(netkeiba想定人気順)
7人気 サトノグランツ(松山) 14.9倍
実績:A 近走:C 適正:B 騎手:A 所属:S
古馬になって、結果が出ておりませんが、自分の競馬は出来ております。ズブい馬で反応が鈍く、切れる脚もないので、なかなか難しい馬です。騎手の乗り替わりは良いと思います。結果はどう転ぶか分かりませんが、何かきっかけが欲しいところです。今回、人気も落ちますので、逃げ、番手、もしくは追込み等、思い切った競馬が許されるタイミングです。松山騎手には思い切った騎乗を期待します。
8人気 キングズパレス(Mデムーロ) 17.8倍
実績:B 近走:C 適正:B 騎手:C 所属:B
常に良い競馬をするも、勝ち切れないレースが続いていましたが、中日新聞杯は決め打ち(追込み)してきました。結果は5着でしたが、一頭違う脚で突っ込んできており、かなり破壊力が付加されておりました。勝負の外だったからこそとも取れますが、2着とは差がないところまで迫っており、判断が難しいところです。今回人気は急落しそうなので、それであればハマる方に賭けてもよいと思います。前回のような競馬をするなら、外枠が欲しいですね。
9人気 タッチウッド(武豊) 20.2倍
実績:C 近走:D 適正:B 騎手:A 所属:C
共同通信杯では出遅れましたが、二の脚がつくと、後方から一気に先頭に立つ、ハチャメチャな競馬をしました。それでいて、2着でしたから、これは凄いポテンシャルを持った馬だなと思ったのを覚えています。前走は故障明け1年7か月ぶりの実戦で、いきなり勝つあたり、やはり只者ではありません。ただ、この馬は日本人騎手では制御できない可能性がある気がします。対応できる手立てとしては、スタートを決めて逃げる事でしょう。魅力とリスクがたっぷりの馬です。
10人気 サンライズアース(池添) 24.1倍
実績:C 近走:B 適正:B 騎手:C 所属:B
この馬は楽しみですね。すみれSではジューンテイクに完勝していますし、ダービーではダノンデサイル、レガレイラ等を相手に、最後方から先頭まで捲る競馬をして4着にきています。このレースは痺れました。かなりのポテンシャルを秘めています。このメンバー相手に、どこまでやるか楽しみです。切れる脚がないので、荒れた馬場は歓迎です。ただ、この馬は人気するでしょうね・・・。
11人気 マイネルエンペラー(幸) 25.2倍
実績:D 近走:D 適正:A 騎手:C 所属:C
比叡Sではヴェローチェエラに一頭だけ抵抗しており、頑張っておりました。次走、3勝クラスをあっさり卒業した事から、オープン級の力はあると思います。ただ、この馬を買うなら、ヴェローチェエラを更に評価しないといけない事になりますね。
12人気ヴェルトライゼンデ(ルメートル) 32.8倍
実績:S 近走:C 適正:A 騎手:B 所属:S
ジャパンカップ3着を始め、GⅠで何度も好走、一昨年に同舞台の日経新春杯で59キロを背負って勝っており、このメンバーでも実績は抜けています。斤量59.5キロは仕方ないですし、プラス0.5キロなら克服できる斤量だと思います。問題は前走エプソムCですね。長期休養明け等、言い訳はつきますが、それにしても負け過ぎです。これをどう捉えるか、ここに尽きると思います。15戦しかしてないので、消耗は少ないと思いますが、それでも8歳ですからね・・・。
13人気 サリエラ(団野) 33.1倍
実績:B 近走:C 適正:A 騎手:B 所属:S
オールカマーが全く走らなかったので、「終わったかな」と思いましたが、エリザベス女王杯ではしっかり脚を使えていましたね。勝負の外にいましたので、評価はできませんが、まだ走る気力が残っている事は確認できました。左回りでスタミナとパワーが求められる舞台はベストに近いでしょう。斤量55キロも手頃ですし、全く人気しないなら、ヒモで拾ってもよいと思います。
まとめ
いや~、私は「良いメンバーが揃った」とよく書きますが笑、ここまで良いメンバーが揃うのも珍しいですね。GⅠレベルという意味ではなく、今後活躍の見込みがある、これからの馬が一堂に会した感じです。
今日考察した馬、全ての馬にチャンスがあると思います。これは本当に楽しみです。ただ、予想は難しいですね笑。
最後に”注目馬”を挙げておきます!
※【注目馬】1/18(土)19時頃、配信終了予定
以上、日経新春杯の考察でした!
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