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京都2200mはスローペースからの末脚勝負になる事が多いです。ただ気を付けたいのは、3コーナーの下り坂がスイッチとなって、一気にペースが上がるので、一瞬の切れ味というよりは、長くいい脚を使える持続力が重要になります。馬券になっている馬を見てもらえたら、納得してもらえるかと思います。
2020~22年の3年間、阪神開催を挟みましたので、仕切り直しというところはありますが、このレースはリピーターレースですので、昨年馬券になっている馬は要チェックです。
外回りコースを使用。長い直線を3回走るレイアウト。3コーナー手前から高低差4.3mの坂を上り、3コーナーの途中から一気に下る。下り坂で勢いがつきやすい為、外に振られてロスが出る事も。タイトにコーナーをまわって、しっかりと脚を溜めたい。直線入口で馬群がバラける為、差し馬が力を発揮できるコース。
最初のコーナーまでの距離が長く、コーナーまでに隊列が決まる為、前半はスローペースになる事が多く、先行馬の成績が良い。3コーナー下り坂からのロンスパ戦になるので、脚を長く使える持続力のある馬を狙いたい。内枠の戦績が非常に良い。7、8枠は馬券になっておらず、外枠は不振。リピーターレース。
エリザベス女王杯で馬券になっている15頭の前走レースを見ていきます。
馬券になっている前走レースは、府中牝馬Sが8/15と、半数以上の馬が府中牝馬Sを使って、エリザベス女王杯に参戦しています。府中牝馬Sの戦績ですが、勝率25.0%、連対率50.0%、複勝率62.5%となっております。
半数以上の馬が馬券内からの参戦ですが、GⅡの牝馬戦という事を考えると、個人的には物足りない成績のように思います。札幌記念、オールカマーといった牡馬混合のGⅡではありませんので、しっかり勝ち切る、少なくとも連対をして参戦してくる事が好走の条件になる気がしますが、実際はそうでもありません。
理由は、府中牝馬Sとエリザベス女王杯では好走に必要な適正が違う事。牝馬限定の番組が少なく、適正が違くても、府中牝馬Sをステップにせざるを得ない事が考えられます。
注目したいのが3歳馬の成績です。上で書きました通り、秋華賞をステップにして馬券になっている馬は2頭です。少ないと思いませんか?。意外な結果だったので、深堀して調べてみました。
3歳馬で馬券になっているのは4/15頭です。先程も書いた通り、2頭は秋華賞、残りはローズS、オークスからの参戦です。
これにどういった意味があるか考えますと、”消耗度”だと思います。オークスからの直行だった馬は、当然秋は1戦もしていません。ローズSから参戦の馬は、ローズSから秋華賞をパスしての参戦。秋華賞組の内、1頭はステップレースを挟まず、直行で秋華賞に出走し、エリザベス女王杯に参戦しています。残り1頭だけが、ローズS→秋華賞→エリザベス女王杯と牝馬の王道ローテを使っていました。
つまり秋2戦目の秋華賞でピークに仕上げた馬というのは、エリザベス女王杯ではお釣りが残っていないという事です。秋華賞の勝ち馬が馬券になっていないのも、この事が影響していると思います。あのクロノジェネシスも秋華賞1着で参戦し、エリザベス女王杯は5着に敗れています。
馬券外になっている8頭に注目しますと、前走が秋華賞だった馬は実に6頭おりました。その6頭の内5頭は、秋華賞の前にローズS、もしくは紫苑Sといったステップレースに出走しており、秋は既に2戦消化しておりました。
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