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今回、新星と呼ぶような馬はいませんが、重賞でも戦える武器を持っている楽しみな馬が揃いました。
では早速各馬を見ていきましょう。
出走馬 考察(netkeiba想定人気順)
1人気 ハギノアレグリアス(岩田望) 3.6倍
アンタレスSは、内の好位をロスなく進み、直線を向くとスムーズに進路を取れましたので、後は突き抜けるだけと思われましたが、前をいくスレイマンを捕らえられず、後ろからきたミッキーヌチバナに差されてしまいました。正直この馬にしては、物足りない内容だったと思います。だた、先着を許した2頭以外には5馬身差をつけていますし、今回斤量は他馬と同じ57キロと減量になります。常に安定して実力を発揮できる馬で、22年11月のみやこS以降、GⅠを除けば(2.3.2.0)※全て重賞と馬券を外していません。ここも信頼性は非常に高いです。
2人気 スレイマン(斎藤新) 5.3倍
アンタレスSは大外発走から抜群のスタートを決めて、そのまま逃げを打つかと思いましたが、内の馬を先にいかせた後、番手から折り合って上手に競馬をしました。非常に操縦性が高く、競馬センス溢れる馬ですね。2走前の門司Sでも4馬身差をつけて圧勝しており、ここ2戦の充実ぶりは目を見張るものがあります。現在、集中状態にあると思いますので、凡走するまでは追いかけた方が良い馬だと思います。
3人気 ミトノオー(松山) 7.7倍
マーチSは後続を引き離す逃げを打ち、逃げ切るかと思いましたが、惜しくも2着と敗れました。伸び伸び走れる事ができれば、かなりの力を発揮しますね。ピンかパーの逃げ馬ですので、メンバーや展開に恵まれそうなら重視したい馬です。今回は前有利の京都1900mという舞台、同型にメイショウフンジンがいて、スレイマンが直後でマークしてくる形になるでしょうか。今回も楽逃げさせてもらえるかどうかですね。
4人気 ミッキーヌチバナ(太宰) 8.7倍
アンタレスSは中団からメンバー最速の末脚を使って差し切りました。ロスなくスムーズに抜け出してくる事ができ、かなりハマった感はありますね。ただ、最後の直線では常に安定した末脚を使う事が出来る馬です。ここでも、差し馬向きの展開になり、スムーズに馬群を捌く事ができれば、前走の再現もあり得るでしょう。
5人気 ハピ(菱田) 9.0倍
しばらくダートの重賞には出走していませんが、出走したオープン戦では、オーサムリザルト、ペプチドナイル、ウィリアムバローズを相手に接戦を演じており、ダートの中距離路線ではトップクラスの馬です。ただ勝ち星から2年遠ざかっており、ここ2戦は芝レースに参戦していました。キズナ産駒ですし、それなりにやれると判断しての参戦だったと思いますが、ちょっと厳しかったですね。今回は芝→ダートへのショックがかかります。距離も一気に延長→短縮しますので、ここは停滞していたモノを動かす可能性があります。かなり変化が大きいので、そこに戸惑わなければ要注意です。
6人気 グロリアムンディ(幸) 11.8倍
昨年、平安Sの覇者です。連覇といきたいところですが、近走がパッとしませんね。出遅れなどの大きな不利は無く、自分のレースが出来ているだけに、衰えや不振期というのも考えたいです。ただ、過去の成績を見ると、GⅠではサッパリ、GⅡ以下では好走とはっきりした成績が出ています。こういったキャラなのであれば、ここは走ってくるタイミングです。さて今回はどうでしょうか。
7人気 メイプルリッジ(西村淳) 13.8倍
3勝クラスを圧勝して、昇級戦になります。安定した末脚が武器で、直線の長い東京コースで良績を残しています。5歳ですが、まだダートは6戦しか走っておらず、底を見せておりません。ただ、現時点で見せているパフォーマンスを見ると、距離もできるだけ長い方がよさそうですし、京都の小回りも微妙な印象です。人気に全くならないのであれば、未知の魅力に賭ける価値はあると思います。
8人気 メイショウフンジン(坂井) 20.4倍
ブリリアントSは大外でしたが、いつものようにしっかりと逃げて、最後は後ろにいた馬を引き離す持続力を見せており、この馬の持ち味が出たのではないでしょうか。佐賀記念でもノットゥルノに早めにこられる厳しい展開でしたが3着に逃げ粘る等、重賞では勝ち切れないまでも非常にしぶとい馬です。切れる脚がないので、積極的に動いて、淀みないロングスパート戦に持ち込みたいところです。
9人気 ヴィクティファルス(池添) 23.6倍
アンタレスSは2人気と期待されましたが、全くダメでしたね。ちょっと理由が分からないのですが、直線では直ぐに追うのを止めていますので、ダメージはありませんし、14着という着順も参考外で良いでしょう。ダート転向後、京都は(1.0.1.0)と東海Sでも3着にきており、得意の京都に戻って、改めて期待したいところです。気を付けたいのは、ダートに転向して2戦は、鮮度を武器に好走していましたが、鮮度が無くなってきて本質の戦いになった時に、そもそも能力が足らないという事は考えられます。このレースが試金石になりそうです。
10人気 オーロイプラータ(鮫島駿) 32.7倍
ほとんどのレースで上がり最速の脚を使う、強烈な末脚が武器の追込み馬です。重賞でもハマればいつでも馬券になる力を持っています。なかなか本命では買い難い馬ですが、人気が無いなら常に馬券には入れておきたい馬です。ハマれば頭まであるタイプですので、注意が必要です。
11人気 ゼットリアン(未定) 34.4倍
直近の京都のレースを見ますと、3勝クラスを4馬身差の圧勝。アルデバランSではオーサムリザルト、ハピに続く3着、平城京Sは大外ブン回しでロスが大きく参考外(6着)と、なかなか見どころのある競馬をしております。外から捲るような競馬をしますので、真ん中もしくは、真ん中からやや外あたりの枠を引ければ、割と面白い存在かも知れません。
12人気 バハルタール(未定) 36.8倍
雅Sから馬が覚醒した可能性があります。雅Sでは無敗のヤマニンウルスには敗れましたが、3着以下には決定的な差をつける2着。続く舞鶴Sでは、向こう正面で後方2番手から一気に先団まで捲る、スケールの大きな競馬で完勝し、雅Sがフロックではない事を証明しました。仁川Sは、大外から思い切って逃げる競馬をしましたが、全く嚙み合っていなかったですね。直線は追っておらず、参考外と考えて良いでしょう。現状は前半ゆっくり出していく競馬が合っているようです。自分の競馬をしてどこまで通用するか改めて期待したいですね。
まとめ
ハギノアレグリアス、スレイマンは安定感を感じます。大きく崩れる姿は想像できませんが、かといって絶対的な存在ではありません。
ここに書いた12頭は皆、勝つチャンスがあると思います。後は枠順が出てから考えたいですね。いずれにしても、今回人気薄馬は積極的に拾っていきたいと思います。全ての馬は拾えないので、ここの選択が勝負を分けそうです。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】5/17(金)19時頃配信終了予定
以上、平安Sの考察でした!
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