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このレースの注目は何と言ってもロードデルレイでしょう。秋に飛躍する為には、ここはしっかりと勝っておきたいです。ただ、今回メンバーが揃いましたね。一筋縄ではいかないでしょうね。
では早速各馬を見ていきたいと思います。
出走馬 考察（netkeiba想定人気順）
１人気 ロードデルレイ（川田） 2.8倍
６戦５勝のスター候補性です。白富士Sで倒しているバトルホーンは、次走リスペクト競争を楽勝していますし、七夕賞で僅差の４着という実績もあります。いずれ重賞を勝つ馬だと思いますね。という事は、この馬も重賞を勝てるだけの能力があると見てよいでしょう。ただ、今回小回り京都コースですので、自慢の末脚が爆発する前にゴールという事も頭に入れておきたいですね。戦績は派手ですが、スターと呼ぶには現状能力が足らないです。このメンバーに入った時に、大きな能力差はないと思います。枠や展開も今回重要になるでしょう。
２人気 ボッケリーニ（モレイラ） 4.4倍
前走、日経賞は５着。丸二年間続いていたGⅡ以下の連続連対記録が「８」で途切れました。内容を見てみますと、前を掃除して後ろからの追撃を凌ぎ切る王者の競馬をしました。非常に強い内容だったと思います。ただ、１年半ぶりの１番人気で、全馬からプレッシャーを受ける立場の中、自ら勝ちにいって押し切れるだけの力はなかったという事ですかね。後ろの馬に差された事は仕方ありませんが、逃げたマテンロウレオを捉え切れない詰めの甘さがこの馬らしいです。８歳という事で衰えが気になりますが、少なくとも日経賞の競馬振りから能力落ちは感じません。ただ、この敗戦によって、リズムが崩れる可能性はあるかも知れないですね。
３人気 ヨーホーレイク（岩田望） 4.5倍
新潟大賞典は、59キロという酷量の中、３着と力を見せたとも取れますが、メンバーレベルを見ますと、もう少し強さを見せて欲しかった気もしますね。復帰戦の金鯱賞で見せたような活力が無かったように見えました。今回、休養明け３走目の上積みよりも、ストレスの方が心配です。新潟大賞典よりも、今回の方がメンバーレベルは上だと思います。上位３頭の中では一番疑いたい馬ですね。
４人気 ディープモンスター（浜中） 9.2倍
金鯱賞は５着でしたが、前が詰まって脚を余していました。オクトーバーSは前残り決着と、直近の敗戦は明確な理由があります。オープンで安定した力を見せており、重賞に手が届くところまできています。まだ古馬になってから、重賞を１戦しか走っておりませんので、鮮度は十分あります。アンドロメダSで今回と同舞台の京都2000ｍを快勝しており、ここは最大のチャンスではないでしょうか。戦績からダウン戦が得意な馬なのは間違いありません。ここで凡走するようなら、重賞では用無しの馬だと思います。
５人気 二ホンピロキーフ（田口） 11.2倍
マイラーズCは、直線で外からソウルラッシュに被せられ、内からセリフォスに差し込まれる展開の中で、最後までセリフォスに食らいついておりました。ＧⅠ級の馬相手にこのパフォーマンスは非常に優秀な内容です。激走によるストレスは少し心配ですが、今回もそこまで人気しないようなら、不安よりも期待の方が大きいですね。マイラーズCとの比較では、ダウン戦といっていいメンバーレベルなので、気持ちよく走れる可能性の方が高い気がします。
６人気 エアサージュ（松山） 17.7倍
金鯱賞は、ハナを奪うまでかなり長い距離、外をまわして走っておりました。しかもハイペースでしたね。逃げたシーズンリッチはアッという間に脱落していますし、厳しい展開だったと思います。直線は全く追っていませんので、ダメージはないと思います。この馬は真ん中から内枠が欲しいです。逃げ・番手、どちらでも構いませんが、ロスなく走って後ろにアドバンテージを取りたいですね。３勝クラスで、先程考察した二ホンピロキープに完勝しております。重賞でも好走できるだけの能力を持っていると思います。
７人気 エスコーラ（西村淳） 19.4倍
超良血のディープインパクト産駒という事で、非常に期待されていた馬ですが、ここ２戦は期待を裏切っております。今まで1600～1800ｍのみを使ってきましたが、ここで2000ｍに距離を伸ばしてきました。重賞初挑戦、初距離という事で超ピチピチの鮮度があります。そして今回はデビューして初めて伏兵として臨むレースです。血統的に距離は心配ないと思います。走れる要素が今回テンコ盛りに揃っていますね。後は単純に実力が伴っているかどうかでしょう。
８人気 ヤマニンサンバ（団野） 26.8倍
３戦連続、オープンで３着と堅実に結果を残しております。ただ、レース振りに伸びしろは感じられないですね。しっかりと最後末脚を使って追い上げていますが、オープンで勝ち切るには色々と恵まれる必要があると思います。このメンバーですと掲示板に入る事ができれば御の字ではないでしょうか。
９人気 アウスヴァール（古川吉） 36.8倍
このメンバーなら、外枠に入らなければこの馬が逃げると思います。京都内回りは前有利ですので、一定の注意は必要です。ただ、今回同型にエアサージュがおりますので、楽逃げは厳しいと思います。ちょっとこのメンバーでは足りないですかね。もっと人気を落として、福島、小倉辺りに出走してきた時が次回の買い時でしょうか。
まとめ
上位９頭の競馬だと思います。１０人気以下の馬は来たら事故と考えたいです。
ポイントは上位３頭の位置取りですね。ボッケリーニ、ヨーホーレイクは自在性がありますので、先行する事も中団につける事も考えられます。積極的に前に行って、圧が前にかかれば、穴は後ろにいる差し馬です。中団辺りで牽制し合っているようだと、小回りコースですし前残りがありそうです。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】5/31（金）19時頃、配信終了予定
←以上、鳴尾記念の考察でした！
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