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昨日の有力馬６頭を見て、「これはレベルが低いかな」と思いましたが、今日見ていく伏兵馬には、なかなか面白い馬がおります。
何故人気にならないのか？、それは大手牧場の出身でない、リーディング上位の種牡馬ではない、というのが理由に挙げられると思います。
確かに現代競馬に置いて、大手牧場の力は圧倒的です。好走条件の最重要ポイントと言っても大げさではありません。
先週の阪神JFを勝ったアルマヴェローチェも、結局ハービンジャー、ノーザンファームですからね。
是非、生産界に希望を与えるような馬の出現を期待したいところです。
伏兵馬考察（netkeiba想定人気順）
７人気 ニタモノドウシ（ムーア） 13.5倍
新馬戦は出遅れて後方からの競馬になりました。小回りの福島で大外をまわすロス、1200ｍという前有利の短距離戦だった事を考えると、良く差し切ったなと思います。しかもまだ余力がありましたね。クローバー賞はスタートが改善され、五分のスタートを切ると終始楽な手応えでレコード勝ち。完勝だったと思います。福島1200→札幌1500ｍというマイナーなローテーションですが、競馬振りだけ見ると侮れないですね。今回鞍上にムーア騎手を迎えました。陣営もこの２戦の競馬振りで、色気を持ったという事ではないでしょうか。
８人気 パンジャタワー（松山） 15.6倍
新馬戦は出遅れましたが、二の脚を使って、あっという間に先頭に立ちました。1200ｍ戦でこの競馬ですので、かなりのスピードを秘めていそうです。京王杯２歳Ｓはスタート五分に出ましたが、道中は力んでおりましたね。ただ、それでもなんとか我慢して、直線はしっかりと脚を使い、差し切り勝ちを収めました。持っている能力は間違いなく上位です。この馬は距離を更に伸ばして、折り合えるかどうかがカギになるでしょう。新馬戦から、京王杯でかなり成長を見せておりましたので、更なる心の成長に期待したいところです。
９人気 ドラゴンブースト（田口） 42.7倍
新馬戦はとんでもない出遅れをしましたので、ノーカウントです。そう考えると、未勝利戦１着、デイリー杯２歳S２着と底を見せておりません。ただ、デイリー杯２歳Sのレースレベルはかなり怪しいです。敗退した馬の中で、次走条件戦で良い成績を残している馬はおりません。成績ほど弱くない馬だと思いますが、ここではさすがに厳しいと思います。
１０人気 エイシンワンド（幸） 43.9倍
京王杯２歳Sは外からパンジャタワーに来られてしまい、勢いを失ってしまいました。最後は追っておらず、着差程の力差はないと思います。距離さえ持てば、それなりにやれると思います。ただ、ここで馬券になる程の力は無いでしょう。少なくとも、この馬を買うならパンジャタワーを買った方が良いと思います。
１１人気 ソードマスター（未定） 49.9倍
現状は３戦目でようやく未勝利を脱した、１勝クラスの馬という評価で良いと思います。
１２人気 ランスオブカオス（未定） 65.5倍
新馬戦は良いレースでした。シルバーステート産駒、大手牧場ではないという事を考えると、この評価は妥当だと思います。ただ、絶対来ないという判断は現時点ではできないです。可能性はゼロではないと思います。
まとめ
昨日取り上げた有力馬６頭は大手牧場、今日取り上げた伏兵馬６頭の内５頭が大手牧場ではない（ソードマスターが社台）という事で、見事に分かれました。
レース振りだけ見れば、有力馬にも劣っていないと思わせる馬はいます。昨年２着のエコロヴァルツ、３着のタガノエルピーダも大手牧場ではありません。一昨年のドルチェモア、３年前のダノンスコーピオンもそうですね。
上記で挙げた馬が、古馬になって活躍をしているかというと答えはNOですが、若い内であれば、十分チャンスはあると思います。
最後に”注目馬２”を挙げておきます。
※【注目馬２】12/14（土）19時頃、配信終了予定
←以上、朝日杯FSの伏兵馬考察でした！
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