TORです。ご覧頂きありがとうございます。
年末という事で2024年の振り返りをしていきたいと思います。
今日は、騎手リーディングを見て、今年の騎手の皆さんの活躍と、来年の予測をしていきたいと思います。気楽に見ていってください。
2024年 騎手リーディング
※12/22終了時点の数値です。12/28の結果で若干の前後が発生する可能性があります。
1位、ルメール騎手は、今年も定位置の首位に輝きました。勝率、連対率、複勝率は、過去最高の成績を大きく更新しました。川田騎手同様、昨今の大きく隔たっているノーザンファームの騎手選定の恩恵を目一杯受けております。今秋もGⅠでは「ルメール騎手が足りない」案件が発生しました。ただ、ひと昔前の「なんでもかんでもルメール騎手」という時代は終わりが近づいているように思います。重賞勝利数は17→12勝と減。特にGⅠ勝利数は7→3勝と激減しました。ただ、現在も圧倒的に上手い事に変わりはありません。46歳になりますが、まだまだ世代交代は進まないかなと思います。
2位、川田騎手も、定位置の2位です。全体的に数字は少し低下しているものの、相変わらず、勝率、連対率、複勝率は驚異的な数字です。重賞勝利数は14→12勝と減。GⅠ勝利数も5→2勝と減しました。ただ、今年はリバティアイランドは1勝もしておらず、ルメール騎手同様、1頭で重賞を荒稼ぎするような馬がいなかった中、これだけ重賞勝利を積み上げられているのは素晴らしいです。今年はGⅠでもやってくれそうな期待感がありました。年々、日本人騎手の第一人者として存在感は増しています。来年もルメール、川田時代は続きそうです。
3位、戸崎騎手は、成績をV字回復させてきました。ジャスティンミラノが無事であれば、もっと成績を残せていたかも知れません。逆に言うと、ジャスティンミラノがいなかったら、GⅠ1勝、重賞5勝で終わっていました。この騎手は良い馬に乗せてもらっていますし、数も乗っているので、もっと存在感を発揮して欲しいですね。来年はレガレイラとのコンビでどこまでやってくれるか期待したいです。
4位、松山騎手は、良くも悪くも昨年と変化なしという感じです。若くして一流ジョッキーの仲間入りをしましたが、もう一つステップアップする事が出来ずにいます。この3年はGⅠも勝てておりません。前哨戦まで主戦を張っていても、GⅠで外国人騎手に乗り替わるというケースもありました。松山騎手も今年34歳です。もう若手とは言えない年です。来年はもう一皮むけて欲しいですね。
5位、坂井騎手は、順調にステップアップしていますね。日本人らしからぬ大舞台での勝負強さ、胆力もありますし、今や若手NO1騎手と言ってよいでしょう。今年はフォーエバーヤングと共に、海外の大舞台での経験も積みました。来年は益々の飛躍を期待したいです。レモンポップが引退し、来年は真価が問われます。今年は重賞5勝でしたが、もっと勝っていい騎手だと思います。ルメール騎手、川田騎手を脅かす存在になって欲しいです。
横山武騎手は、飛躍を期待していましたが、勝利数、連対率、複勝率全ての数字を落としました。重賞勝利数も7→3勝、GⅠ勝利数も1→0となりました。これで2年連続、成績を落としています。3年前は彼の時代は目の前かと思いましたが、いよいよ黄色信号が灯ったように感じます。来年は正念場です。頑張って欲しいですね。昨年末にも同じ事を書いていますが、どうも最近決め打つような競馬が増えている気がします(お父さんに近づいてきた?)。
今年、飛躍したのは鮫島駿騎手です。年間99勝を達成、12/28にもしかしたら自身初の100勝を達成するかも知れません。着実に勝利数を増やしています。次は重賞勝利数を増やしていって、GⅠ初制覇を達成して欲しいです。
若手では、岩田望騎手、西村淳騎手がGⅠ初制覇を果たしました。勝利数、重賞勝利数共に、思ったよりも伸びませんでしたが、この勝利をきっかけに更なる飛躍を期待したいです。
ベテランを見ますと、武豊騎手ですね。相変わらず、抜群の存在感です。ドウデュースと歩んだこの1年は間違いなく、今年の競馬界の主役と言ってよいでしょう。
圏外に目を向けますと、佐々木騎手は順調にステップアップしています。全ての成績が向上していますし、今年は函館2歳Sで重賞初勝利を飾ると、重賞3勝を積み上げました。坂井騎手、横山武騎手よりも更に若い21歳の若武者です。これからの成長が非常に楽しみです。
若手ではありませんが、北村友騎手が戻ってきました。重賞6勝はトップ10に入っている騎手にも劣らない成績です。クロワデュノールを始め、良い馬も沢山まわってきており、来年は注目です。
横山典騎手は、ダノンデサイルでダービー制覇。今年19勝のうち、4勝は重賞勝利です。騎乗数はかなり減ってきましたが、流石の存在感です。来年は乗り替わりなくダノンデサイルと一年間戦えるとよいですね。
まとめ
トップ10を見ますと、昨年とほぼ変わり映えがありません。
個人個人を見ますと、変化は起きているものの、全体的に見ますと、思ったより世代交代は進んでおらず、停滞している印象です。
この中では坂井騎手に期待したいです。人気、実力共にある騎手ですので、来年は更なる飛躍をして、競馬界を引っ張る存在になって欲しいですね。
来年は、ドウデュースが引退し主役不在です。新たなスターホースの鞍上には誰が跨っているのか?、今は多くの騎手にチャンスがあります。是非、若手騎手に良い縁がある事を願います。
因みに、来年の私の推しは佐々木騎手、西村淳騎手です。
佐々木騎手は、停滞している騎手界にあって、今一番勢いのある騎手です。今年重賞を3つ勝った事で更に良い馬がまわってくるでしょう。この位若い騎手が活躍してくれないと、なかなか活性化されないですからね。頑張って欲しいです。
西村騎手は、昨年エルトンバローズ、今年ルガルと良い馬に巡り合う事が出来ました。この2頭はどちらもノーザンファームの馬ではありません。将来が約束された馬ではない中、西村騎手が跨った時から、出世街道を歩んでおります。そう考えると、かなりの引きの強さです。チャンスを逃さず、しっかりと結果も残しています。来年は大きく飛躍しても不思議ではないです。
以上、騎手リーディングを見ての感想でした!
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