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今回、全く底を見せていない馬が、片手では数えきれない程います。超豪華メンバーが揃いましたね。各馬をチェックする時は”コラソンビートと比べてどうか”、ここを想像しましょう。割と多くの馬と対戦しているので、参考にはなると思います。後はレース振り等で判断していくしかないですね。
では、早速各馬を見ていきましょう。
出走馬 考察(netkeiba想定人気順)
1人気 アスコリピチェーノ(北村宏) 4.3倍
昨年の2歳女王ですね。同舞台の阪神JFを勝利しており、現時点で最も桜花賞馬に近い存在といってよいでしょう。阪神JFは外からしっかりと脚を使って、最後はステレンボッシュに目標にされる形になりましたが、しっかりと競り落とし勝利しており、内容も優秀でした。特に今のところ欠点らしい欠点はありません。血統的にオークスは厳しいと思いますが、桜花賞は持っている力を発揮できるでしょう。完成度はここでも抜けています。将来性があるかどうかは疑問ですが、桜花賞までは超有力候補とみて良いと思います。
2人気 クイーンズウォーク(川田) 4.9倍
520キロの雄大な馬体で、競馬を見ていても一回り他馬よりも大きいです。馬体も大きいですが、非常にスケールの大きい走りをします。クイーンCは後方大外一気の競馬で非常に強かったです。全頭大外から飲み込むレース振りは、重賞でも1頭レベルが違ったように見えました。クイーンCのような極端な競馬をするようですとGⅠでは厳しいと思います。そんなに器用なタイプには見えないので、その辺りが課題でしょうか。能力はここでも上位でしょう。
3人気 チェルヴィニア(未定) 5.9倍
この桜花賞に5頭がエントリーしている”伝説の新馬戦”に出走していた馬です。早くからこの世代の主役と言われてきた馬が、いよいよGⅠの舞台に出走してきます。先行できますし、末脚も強烈でケチのつけようがないレースをしています。強いのは間違いありませんが、アルテミスSで破ったサフィラは、その後結果を残せておりません。ルメール騎手も急遽乗れなくなりました。文字通り真価が問われる1戦です。
4人気 スウィープフィート(武豊) 9.3倍
チューリップ賞は強かったですね。他馬と全く手応えが違いました。着差以上の楽勝だったと思います。永島騎手には申し訳ありませんが、馬の能力を引き出すことが出来ていなかったんでしょうね。過去の敗戦はそんなに気にしなくてよいと思います。ただ、チューリップ賞のメンバーは小粒でした。今回、真価が問われますね。この馬は大手牧場ではありませんので、GⅠという舞台では割引です。
5人気 ステレンポッシュ(モレイラ) 9.5倍
阪神JFは惜しくも2着でした。直線の勢いは一番で、一瞬勝ったかと思いましたが、アスコリピチェーノがもうひと伸びして、脚色が同じになってしまいましたね。阪神JFを見ている限りでは、アスコリピチェーノと互角の力があると見てよいと思います。枠順、展開によって着順は入れ替わるレベルだと思います。今回、モレイラ騎手を配してきました。これは心強い限りですね。
6人気 コラソンビート(横山武) 15.2倍
”伝説の新馬戦”組です。阪神JFでは、アスコリピチェーノの外から併せていく形で直線を向きましたが競り落とされました。フィリーズレビューは、逃げたエドヴプレを捕えきれませんでした。ここ2戦僅差の接戦で、良い競馬をしているとも言えますが、強い馬なら勝てていた内容だったとも取れます。世代トップレベルの能力がある事は疑いようがありませんが、GⅠを勝つには一歩足らない馬かも知れません。まだ決めつけられる程レースをこなしていないので、人気が落ちるなら狙う手もあると思います。
7人気 ライトバック(坂井) 20.7倍
強烈な差し脚が持ち味の馬です。新馬戦ではフラフラして追い難そうに見えましたが、上がり3ハロン32.8秒の脚を使って快勝。アルテミスSは4着に敗れましたが、窮屈な競馬で持ち味を出し切れていませんでしたね。エルフィンSではスウィープフィートに競り勝っており、重賞勝ちはありませんが侮れない存在だと思います。
8人気 イフェイオン(西村淳) 26.8倍
フェアリーSは外枠がどうかと思いましたが、先行から終始外をまわる厳しい競馬の中、最後まで脚が鈍る事なく押し切りました。中山マイルで、外枠を先行して押し切るのは、非常に優秀な内容です。相当長く良い脚を使えますね。早めに仕掛けて、ロングスパート戦に持ち込む競馬が出来れば、面白いかも知れません。
9人気 セシリエプラージュ(Mデムーロ) 37.7倍
フィリーズレビューでは内前決着の中、外から差してきて3着と見どころのあるレースをしました。12番人気でしたが、フロックではないと思います。ただ、このメンバーでは流石に分が悪いです。この馬がやれる事は、少しでも上の着順を目指すというところでしょう。
10人気 ボンドガール(鮫島駿) 40.8倍
”伝説の新馬戦”でチェルヴィニアに勝利しております。続くサウジアラビアRCでは牡馬に混じって2着と力を示しました。サウジアラビアRCで敗れた、ゴンバデカーブースがその後レースを使う事が出来ていないので、判断が難しいですが、シュトラウスを競り落としており、高い評価をして良いと思います。抽選を突破してきて欲しいですね。もし出てくれば、ある程度人気すると思います。この人気は無いでしょうね。
11人気 セキトバイースト(藤岡祐) 43.4倍
チューリップ賞は積極的に逃げて2着と粘り、桜花賞の出走権を得ました。切れ味勝負が得意ではありませんので、逃げは好判断だったと思います。ただ、完全に買い時はチューリップ賞でしたね。チューリップ賞組でチャンスがあるのはスウィープフィート1頭のみだと思います。
12人気 マスクオールウィン(津村) 50.6倍
”伝説の新馬戦”組です。とても良い馬ですね。私の好きなタイプの馬です。前向きさがあり、直線に入ってからのグイグイ感が気持ち良いです。ただ、純粋なスピード勝負は割引です。今回に限っては厳しいと思います。違うレースで狙っていきたいですね。
13人気 エトヴプレ(藤岡康) 53.7倍
デビューして5戦、全て1200m戦を使われていましたが、前走フィリーズレビューで初めて1400m戦に出走し、逃げ切り勝ちを収めました。更に200m距離を伸ばしてどうかですが、明らかな距離不安がありますので、今回全く人気しないでしょう。再度マイペースで逃げたら意外と面白いかもしれません。
まとめ
クイーンズウォーク、チェルヴィニアは、ここで人気になるのも頷けるレース振りです。
ただ、クイーンズウォークは未対戦の馬が多く、どこまでいっても想像の域を越えないです。
チェルヴィニアは、”伝説の新馬戦”組ですので、コラソンビート、マスクオールウィン等と対戦していますし、アルテミスSでサフィラ、ライトバックとも対戦していますので、ある程度計算は立つと思います。ただ、GⅠ請負人のルメール騎手が乗れないのは痛いですね。どの騎手が代役になるのでしょうか。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
【注目馬】配信終了
以上、桜花賞の考察でした!
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