優駿牝馬(オークス) データ分析 ~二桁人気馬が毎年馬券になる理由は!?~

競馬

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牝馬三冠レースというのは、桜花賞の1600mから、いきなり800m距離を伸ばしてオークスと、なかなか特殊な条件です。その為、牝馬の三冠は1986年にメジロラモーヌが達成して以来、17年間達成する馬は現れませんでした。それだけ難しいローテーションだった訳です。

しかし、2010年にアパパネが三冠を達成すると、この14年間で5頭が三冠を達成。特に直近6年で3頭の三冠馬が誕生しています。近年は傑出したスターホースが、常識を覆す能力で栄冠を勝ち取っていますが、これは例外と考えたいです。

基本は1600mと2400mでは必要な能力が違いますので、そこを意識して分析していきたいと思います。




東京2400m 傾向
※出典:JRA

一周約2120mとJRA競馬場の中で最大の広さを持つコース。バックストレッチ半ばに上り坂があり、直線入口付近に再度上り坂がある。最後の直線は525.9mと長く、スピードとスタミナ両方を問われるチャンピオンコース。近年は高速馬場になる事が多く、スピードと瞬発力のある馬が好走。脚質は逃げ・先行・差しと戦績の差はないが、追込みの成績が若干良くない。

オークス 傾向

前半1000mは60秒前後で流れるが、それでもスロー寄りになる高速馬場。先行、差し互角の成績。直線入口で4~10番手の馬が好成績。逃げ・番手で粘り切るのは至難。大外は割引も、外枠でも馬券になっている。毎年二桁人気馬が好走。後に活躍している隠れた実力馬だった。(※21年ハギノピリナはその後3戦で登録抹消の為、例外)




二桁人気馬の特徴
20年3着ウインマイティ―はゴールドシップ産駒、21年3着ハギノピリナは2200mで2勝していました。どちらもスタミナの裏付けがありました。
23年3着ドゥーラ、22年2着スタニングローズは重賞ウィナーで元々能力の裏付けがありました。19年2着カレンブーケドールも重賞は勝っていませんが、スイートピーSの勝ち馬でした。
ドゥーラは札幌、スタニングローズは中山の重賞を勝っており、軽いスピード馬ではなく、パワーもある事は分かっていましたね。
ドゥーラは桜花賞、阪神JFのスピード勝負で惨敗。残りの4頭は桜花賞をパスしてオークスに進んでおります。



出走馬 実績
【特記事項】
アドマイヤベル:フローラS1着
クイーンズウォーク:クイーンC1着
サフィラ:アルテミスS2着
ショウナンマヌエラ:新潟2歳S2着
スウィープフィート:チューリップ賞1着
ステレンポッシュ:桜花賞1着、阪神JF2着
タガノエルピーダ:朝日杯FS3着
チェルヴィニア:アルテミスS1着
ホーエリート:フラワーC2着
ミアネーロ:フラワーC1着
ライトバック:桜花賞3着
ラヴァンダ:フローラS2着
まとめ
3歳牝馬にとって東京2400mは厳しい舞台です。桜花賞で馬券になった馬で、オークスでも引き続き馬券になっている馬は、この5年間で僅か4頭です。リバティアイランド、スターズオンアース、デアリングタクト、クロノジェネシスと錚々たる馬です。こういったレベルの馬でないと、桜花賞、オークス両レースで馬券になる事はなかなか難しいという事ですね。
残り11頭は桜花賞を惨敗している、もしくは桜花賞をパスしている馬達です。桜花賞とオークスの適正の違い、オークスを迎えるまでの消耗度等が大きく関わっているのでしょう。
最後にデータから紐解く”D(データ)推奨馬”を挙げておきます。
※【D推奨馬】5/18(土)19時頃配信終了予定
以上、オークスのデータ分析でした!



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