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宝塚記念まで2週間、GⅠは中休みです。春の総決算に向けて、しっかり軍資金を稼いでおきたいですね。因みにロマンチックウォリアーは宝塚記念に登録をしておりましたが、回避するようです。
良かったような、残念なような複雑ですね笑。宝塚記念も持っていかれていたら、面目丸つぶれですが、層の厚い中距離でリベンジして欲しかった気もします。今度はロマンチックウォリアーのホーム、香港でリベンジして欲しいですね。
では各馬を考察していきましょう。
エプソムカップ 考察(netkeiba想定人気順)
1人気 レーベンスティール(ルメール) 3.2倍
この馬の1人気は納得できます。まともなら、このメンバーでは上位の存在です。ただ、前走の新潟大賞典が分からないですね。色々と敗戦の理由が挙げられていましたが、それでもあそこまで走らなかったのは何故でしょうか・・・。不利やロスもなく、格下相手という事を考えると、解せないですね・・・。今回ルメール騎手を配して、必勝態勢です。前走の敗戦だけで切る事はしませんが、1人気でわざわざ本命にはしたくないですね。
2人気 ジェイパームス(未定) 6.1倍
同舞台、東京1800mを3連勝して勝ち上がってきました。前走むらさき賞の勝ちタイムは1分44秒8ですので、かなり優秀です。ここ2戦は、前半800m47秒を切るペースの中、ラストの末脚は33秒台でまとめており、時計だけでいえば、ここでも十分通用するパフォーマンスを見せています。後は、差し馬ですので、ロスや不利はある程度頭に入れておきたいです。ここ3戦は小頭数でしたので、ロスなくキレイに差し切れましたが、今回はフルゲートになるでしょうから、同じようにはいかないでしょう。
3人気 ヴェルトライゼンデ(戸崎圭) 9.0倍
1年2か月ぶりの長期休養明けになります。ここについては1年4か月ぶりに出走した鳴尾記念で勝利した実績があり、体調が整っていれば、いきなりの好走も可能でしょう。問題はこのレースに、本馬が対応できるかどうかだと思います。エプソムカップは道中淀みなく流れる傾向にあります。前走、大阪杯のロングスパート戦を対応できなかった事は気になりますね。それと高速馬場よりも少し時計がかかる馬場のほうが得意な馬だと思います。決して今回、大得意な舞台ではないでしょう。後は格でなんとかしてくるかどうかだと思います。
4人気 トゥデイイズザデイ(津村) 9.8倍
ある程度、前につけて競馬ができるのは好感が持てます。ディープインパクト産駒ですが、キレキレの末脚というよりは、好位から長くいい脚を使う印象です。京都2歳S以来の重賞挑戦という事で、ピチピチの鮮度を持ったディープインパクト産駒です。ここはベタですが買いでしょう。
5人気 アルナシーム(未定) 12.7倍
能力はこのメンバーでも上位です。重賞でも噛み合えば、好勝負できる力を見せています。時計勝負も対応できますし、鋭い末脚が持ち味の馬ですので、直線の長い東京コースは悪くない気がします。ただ、この馬は関東で結果を残せていません。輸送競馬が苦手なのでしょうか。中山、東京の戦績は(0.0.0.4)です。その内、3戦は4人気以内の上位人気に推されて、期待を裏切っております。ちょっと気になりますね。
6人気 サイルーン(岩田望) 12.9倍
超良血馬で、元々期待の大きかった馬です。これだけの血統ですので、種牡馬の期待もあったかと思います。しかしセン馬になる事を選択しました。苦渋の決断だったと思います。去勢明け3戦は結果が出ずにいましたが、徐々に戦績は上向き、5歳になって、遂に素質の片鱗を感じさせる走りを見せて初めております。ここ2戦の3~4コーナーにかけての挙動は、かなりの能力を感じさせますね。この馬も重賞初挑戦、鮮度抜群のディープインパクト産駒です。ベタですが買いでしょう。後は淡泊の馬だと思いますので、強い馬を飲み込める量があるかどうかだけだと思います。
7人気 ルージュリナージュ(丸田) 13.6倍
出遅れ標準装備の追い込み馬です。末脚は素晴らしいモノを持っており、直線の長い東京コースは得意です。ヴィクトリアマイルは出遅れて、最後方からメンバー最速の脚を使って5着と健闘しました。同じような競馬でユートピアS(東京1800m)を勝っております。GⅠでも良い勝負をしており、ここでもチャンスはあるでしょう。ただ、どこまでいっても展開待ちの馬です。軸向きとは言えないですね。
8人気 ニシノスーベニア(田辺) 14.9倍
ここ2戦の内容が非常に良いです。幕張Sは5馬身差の圧勝。ダービー卿CTは2年振りの重賞挑戦で4着と健闘。なんとか4着というよりは、最後脚を余しており、より上の着順が狙えた内容です。何か一つ味方すれば、重賞制覇も手が届きそうです。今までは1400~1600mを中心に使われてきましたが、今回距離を伸ばしてきました。この距離は初めてです。レース振りからは対応できそうですが、こればかりはやってみないと分からないですね。それと、ここ2戦の馬場は稍重でした。馬場がこの馬のパフォーマンスを向上させた可能性はあります。
9人気 シルトホルン(吉田豊) 18.0倍
生涯成績(2.4.1.10)に対し、東京コースが(2.2.1.3)という東京巧者です。メイSで3着、オクトーバーSで2着とオープンでも東京コースでは結果を残しています。マイペースで逃げ・番手競馬ができれば、そう簡単には止まらない馬です。枠の並びによっては、重視しても面白い馬だと思います。
10人気 グランディア(三浦) 22.8倍
むらさき賞では、後に重賞2勝、大阪杯2着となっているローシャムパークの2着と、同舞台東京1800mで強い競馬を見せています。ただ、同じ左回り新潟1800mの佐渡Sでは1人気を裏切り8着に敗れております。レースを見ていますと、軽いレース質での末脚勝負では分が悪いように思います。むらさき賞のようにある程度自ら動いて出し切る競馬が出来れば、楽しみはありそうです。前走スピカSで良い騎乗をしている三浦騎手が継続騎乗なのは良いですね。
11人気 マイネルケレリウス(石川) 30.5倍
前走、府中市70周年記念が非常に鮮やかな競馬でした。勝ちタイム1分57秒8も優秀です。ただ、道中はずっと12秒を切る淀みない流れになり、先行馬が総崩れになりました。一見派手な差し切り勝ちに見えますが、展開がドンピシャにハマった形ですね。ただ、そういった淀みない流れで最後脚を使えている事は強調材料です。展開待ちにはなりますが、人気にならないのであれば注意したいですね。
12人気 ラケマーダ(未定) 31.8倍
前々走春興Sは、今回エプソムカップに出走してくるサイルーンに完敗しております。ただ、かなり速いラップで逃げ粘っており、侮れない内容でした。内枠をとって、思い切って前にいくシチュエーションが考えられる場合は、注意が必要かも知れません。
13人気 セルバーグ(未定) 48.5倍
新潟大賞典は出遅れてしまいました。その時点で終了でしたね。最近は「逃げない」「逃げられない」レースが多く、大敗が多いですが、スムーズに逃げる事ができれば、小倉大賞典のように好走できる力は残っています。この馬は後続を少し離した逃げをした時に好走します。後ろにプレッシャーをかけられず、マイペースで逃げた時は、ハイペースでも簡単には止まらないです。スタートが速い訳ではないので、周りにハナを譲ってもらわないとダメです。かなり限定されますが、条件が揃えば再びの好走も可能でしょう。今回、絶対に逃げたい馬はいませんので、枠の並び次第では一考の余地があると思います。
まとめ
想定人気は15人気になりますが、大穴枠としてノースザワールドを挙げておきます。最近の成績はパッとしませんが、少々厳しい展開になっても、しぶとく長い脚を使える馬です。噛み合えば面白いと思います。
実績的にはレーベンスティールが頭一つ抜けています。更にその上にヴェルトライゼンデがいるという感じですが、2頭とも不安材料があります。一方、他を見ますと、結構魅力的な伏兵が揃っております。これはなかなか面白いレースになりそうです。ただ、良い馬が多くて目移りしてしまいますね。絞るのが大変そうです。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】6/8(土)19時頃、配信終了予定
以上、エプソムカップの考察でした!
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