菊花賞 予想

今年のクラシック戦線もフィナーレですね。今回の予想のポイントは　”既存勢力と新興勢力、どちらを上にとるか”　ここです。それでは菊花賞の予想をしていきます。

展開ですが、リビアングラス、パクスオトマニカのいずれかが逃げるでしょう。その後ろに、シーズンリッチ、ファントムシーフが続く展開になりそうです。展開のカギを握りそうなのは武豊騎手だと思います。武豊騎手の事前のインタビューを見ますと、前走逃げの手を打って手応えを感じており、ファントムシーフのスタミナに一定の信頼を持っているようです。温い展開になっても勝ち目はありませんので、ある程度締まったペース、もしくは早めに動いてロングスパート戦という形に持ち込むのではないでしょうか。

京都3000ｍ　傾向

※出典：JRA

菊花賞・万葉Sのみ行われるコース。前半のペースは、菊花賞はそこそこ流れ・万葉Sは超スローで流れる事が多かったが、近年は菊花賞もスローになる傾向。３コーナーの4.3ｍの坂が特徴。２週目の坂地点からレースが動く事が多い。直線は404ｍで平坦。3000と長距離の為、枠順の有利不利はない。脚質は逃げ・先行が圧倒的に有利。

菊花賞　傾向

2021、2022年は阪神開催の為、対象外。2017年は世紀の不良馬場であった為、対象外とし、2015～2020年の変則５年間を対象。直近のトレンドは前半、中盤の2000ｍはゆったりと流れ、ラスト1000ｍの瞬発力勝負になる傾向が強まってきている。その為、長距離戦ではあるが、直近４年はディープインパクト産駒が勝利している。枠順の有利不利は無し。道中の位置取りはどこでも問題ないが、直線入口ではある程度の位置（６番手前後）までは押し上げていたい。

菊花賞　予想

◎　ドゥレッツァ

枠はよろしくないですね・・・。正直、かなり痛いです。ただ、ここは鞍上の手腕でカバーしてほしいです。この馬は新馬戦で世代トップクラスの末脚を持っているサトノグランツを後ろから差し切っています。ホンコンJでは上り３ハロン32.7秒の脚を繰り出しています。底知れぬ能力を感じます。初めての重賞挑戦がGⅠの舞台ですが、ここは不安よりも期待のほうが大きいです。唯一心配な点は、スタミナタイプというよりはスピードタイプという事です。ただ、こういう馬が最近は勝っていますからね。大丈夫でしょう。

〇　タスティエーラ

皐月賞ではハイペースの重馬場を先行して粘り込み、ダービーでは瞬発力勝負を制しての勝利という事で、今のところ弱点が見当たりません。ただ、本質的には瞬発力勝負よりも、持久力勝負が得意なタイプだと思いますので、今回はダービーよりも更に状況は好転するのではないでしょうか。好位で競馬が出来ますし、軸という意味では、既存勢力では一番信用がおける馬です。

▲　ソールオリエンス

前走は２着に敗れましたが、完全にトライアル仕様のレースでしたし、内容自体は非常に良いものでした。悲観する事はありません。ただ、前走を見る限りでは、大外をまわして全てを飲み込める程の力差はないでしょう。ある程度の位置をとりたいですし、最終コーナーも大きなロスは避けたいところです。前走のようにしっかり折り合う事ができるのであれば、位置をとってもかかる事は無いはずです。横山武騎手の手腕に期待しましょう。

☆　サヴォーナ

前走、神戸新聞杯は２着と敗れましたが、勝ったサトノグランツよりもこの馬のほうが私は印象的です。逃げたファントムシーフの後ろにピタッとついて、直線で外からしっかりと捕らえるレース内容は秀逸でした。サトノグランツには差されましたが、事故のようなモノです。勝ちに等しい競馬でした。ポイントはこのレースがMAXだったかどうかですね。全てを出し尽くしたのであれば、お釣りは残ってないかも知れません。もし更に調子を上げてくるのであれば、ここでも十分通用する馬です。

△　ファントムシーフ、ハーツコンチェルト

×トップナイフ、ナイトインロンドン、ノッキングポイント

勝負馬券

◎　　　　　　　　単勝

◎☆ー〇▲☆　　　馬連フォーメーション

◎ー〇▲ー☆△×　三連複フォーメーション

まとめ

春の時点では、ソールオリエンスとタスティエーラが世代トップであった事に異論はないと思います。ただ秋のトライアル戦ではソールオリエンス、ファントムシーフ、ハーツコンチェルトと春の主役達が敗れています。冒頭にも書きましたが、ポイントは既存勢力と新興勢力の力関係です。春のクラシック戦線に顔を出していなかった、レーベンスティール（※回避）、サヴォーナが春の主役達に引けを取らない活躍ができています。私の結論としては、新興勢力に期待したいと思います！ただ、２強については、２頭とも馬券を外す事はちょっと考えられないですね。このレースにおいては、信頼度の高い２頭だと思います。

以上、菊花賞の予想でした！

菊花賞、楽しみましょう！