天皇賞（秋） 伏兵馬考察

今年の天皇賞の出走メンバーは本当に豪華です。今日考察する伏兵馬達ですが、通常なら有力馬に入ってくるようなラインナップです。早速、見ていきたいと思います。

東京2000ｍ　傾向

※出典：JRA

JRAの競馬場の中でも最も広いコース。スタートしてすぐコーナーを迎える為、内枠有利のコース形態。特に先行勢は内枠が望ましい。バックストレッチ半ばで最初の上り坂がある。最後の直線は525.9ｍと長く、直線入口付近で二度目の上り坂があるタフなコース。高速馬場になる事が多く、スピード、瞬発力がある馬が好走傾向。差し・追込みも決まるが、開幕して間もない時期は、逃げ・先行馬が有利。内枠有利なコース形態だが、直線が長い為なのか、戦績的には内外の差はない。

天皇賞（秋）　傾向

近年は勝ちタイム１分５６～５７秒台と超高速決着となっている。スローペースからの瞬発力勝負になる傾向が強く、上り３ハロンは３２秒後半～３３秒台前半の脚が求められている。前が止まらない為、逃げ・先行の成績が良い。上り３ハロン１位、２位の脚を使える馬は差し届く。極端な追い込みは間に合わない。枠は内枠である必要はないが、２桁（１０番以降）の馬番の戦績は良くない。真ん中から内が望ましい。

有力馬考察（netkeiba人気順）

６人気　ジャスティンパレス（横山武）　13.4倍

４歳になって充実していますね～。阪神大賞典、天皇賞（春）は完勝。長距離では敵なしを印象づけました。距離を短縮して挑んだ宝塚記念は３着と敗れましたが、後方から大外をまわして、纏めて差し切る非常に強い内容でした。敗れたイクイノックスは別格、スルーセブンシーズは終始この馬よりも経済コースを通っていましたので、この距離でもトップクラスの能力がある事を示しましたね。今回、更なる距離短縮、高速馬場と課題は多いですが、今の充実ぶりなら、上位に食い込めるのではないでしょうか。

７人気　ジャックドール（藤岡祐）　17.6倍

春は大阪杯で悲願のGⅠ制覇を果たしました。安田記念も適正距離ではない中、非常に良い内容だったと思います。前走の札幌記念は特殊馬場という言い訳はできます。今年の天皇賞は昨年よりメンバーレベルが数段上ですが、この馬にとっては昨年よりも走りやすいです。昨年はパンサラッサがいましたので、逃げる事ができず中途半端な競馬になり４着と敗れました。今年は逃げ馬がいません。やる事は一つです。藤岡騎手は再度チャンスが巡ってきました。昨年のこのレースの失敗を取り返すチャンスです。期するところがあるでしょう。

８人気　ガイアフォース（西村淳）　26.3倍

この馬はよく分からないですね笑。前走は実績のある中山2200ｍで直線を向いた時は前を交わすだけのように見えたのですが、そこから伸びず５着と敗戦。西村騎手曰く「手前を替えなかった」との事。前々走の適正外と思われた安田記念は、強豪を相手に４着と健闘。進路がスムーズに取れていたら、もっと着順があがっていてもおかしくない内容でした。この２走と西村騎手のコメントから判断すると、現状は左回りのほうが良いという事なのでしょうか。イメージはありませんが、安田記念の実績から、東京の高速勝負は大歓迎だと思います。

９人気　ヒシイグアス（松山）　45.9倍

一昨年の豪華メンバーで行われた天皇賞（秋）で５着に入っており、全く適正が無い訳ではありませんが、力の要る馬場、非根幹距離の方が適正がある馬です。７歳の割には使い減りしていないので、まだ衰えはないと思いますが、上積みを見込むのは酷です。一昨年以上の成績は厳しいでしょう。

１０人気　ノースブリッジ（岩田康）　46.7倍

昨年の天皇賞（秋）１１着です。さすがに厳しいでしょう。この馬よりも人気のない残りの登録馬、アドマイヤハダル、エヒト、アサマノイタズラ、３頭も厳しいと思います。それぞれ一つでも上の着順を目指して頑張って欲しいですね。

まとめ

ジャスティンパレス、ジャックドールはGⅠでも主役級の馬ですし、ガイアフォースも侮れないです。上位は強いですが、この辺りの馬に頑張ってもらわないと、配当がつかないですね。その中で”特にチャンスがありそうな馬”と挙げておきます。是非チェックしてください！

【チャンス馬】配信終了です。

以上、天皇賞の考察でした！

今日も１日楽しんでいきましょう！