一杯500円のラーメン屋に学ぶマーケティング戦略

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今日は私が通っているラーメン屋について書いていきます。ラーメンの味について、熱く語る内容ではないです笑。定期的に通っているからこそ見えてきたラーメン屋の変化がとても面白かったので、ご紹介したいと思います。

500円ラーメン
このラーメン屋、かなり小さな店で目立たないのでスルーされがちな店構えです。この店に入ったきっかけは、味噌ラーメンが500円と強烈な安さだったからです。私の勤め先は大阪の中心地なので、物価はそれなりです。ラーメンであれば、700~1,200円位だと思います。500円は驚愕の安さです。
安すぎて、ちょっと怖さもあったのですが、節約を頑張っていた時だったので、思い切って入ってみました。そうしたらですね、美味しかったんですよ!関西は醤油とんこつ、醤油が多くて、味噌を押し出している店はあまり見かけません(私は関東出身でして、認識間違ってるかもです?)。そんな美味しい味噌ラーメンを欲していた私を納得させる味でしたね。ちなみに醤油ラーメンも550円とこれまた激安です。こちらは魚介系スープであっさりしているのですが、これもかなり美味しいです。ただですね、これだけ安くて美味しいのに混んでいなかったんですよ。この店。これはつぶれないように、定期的に通って貢献しようと思いましたね笑。
2度の値上げ
この後、事情があって、3か月このラーメン屋にいけない時期があったのですが、久々にラーメン屋に行くと、味噌ラーメン、醤油ラーメン共に670円に値上げになっていました。「そうだよ!全然値段に見合っているし、それがいいよ」。この店のファンとしては、がっかりではなく心底そう思いました。他よりも安いですし、味がとにかく美味しかったですからね。健全経営をしてつぶさないようにして欲しいという気持ちが強かったです。
ただ、ここから潮目が変わります。値上げにはなりましたが、行く度にお客さんが増えていきます。特に今まで見かけなかった若い女性客が増えていきました。最初は少し混んできたかな、少し女性客増えたかな程度だったんですが、ここ最近は満席の日もあり、半分が若い女性客の時もありました。SNSの影響でしょうか?地道に裾野が拡がっていたんでしょうか?理由は分かりません。
そして、つい先日ラーメン屋に行くと、味噌、醤油ともに800円に値上げになっていました。その時は「あれ!?」とは思いましたが、そのまま入りました。店は、相変わらず繁盛していましたね。
ラーメン屋のマーケティング戦略
私が初めてこのラーメン屋に行ったのが今年の3月だったので、わずか8か月足らずの出来事です。最初は明らかに”値段よりも価値の方が高い”状態。私たち消費者にとって、とてもお得な状態でした。にも関らず、ラーメン屋は繁盛しない。もしかしたら赤字だったのではないかと思いますが、それでも500円で営業し続けるわけです。ただ、ついに限界が来たんでしょう。670円に値上げをします。ただ、この値上げは競合店舗の価格をしっかりリサーチできていて、それでもまだまだ”値段よりも価値の方が高い”状態を維持します。そうこうしている内に、何かのきっかけで徐々にお客さんが集まり始めます。そして、ついに満席状態までお客さんを集客できたタイミングで、満を持して800円に値上げをしました。ここで、”値段と価値がイコール”の状態にしたわけです。
まとめ
これはラーメン屋に限らず、あらゆる商売の良い見本になるなあと思いました。”損して得取れ”は私が商売で最も大事にしている事です。このラーメン屋は、まずは損をしてもお客さんに来てもらう、味を知ってもらう事を重視しました。分かっていて損するのって、結構勇気が要りますが、これから先の永い未来を見据えた時、私はむしろ得だと思います。行きつけのラーメン屋でマーケティングを学べるとは思いもよりませんでしたね笑。
味は落ちますが、ラーメン半チャーハンセットで850円位のお店はあります。ここからが勝負ですね~。私も元々のきっかけは節約でこのラーメン屋に行った人なので、単品800円となると、今後どうしようかなと考えています。ただ、このラーメン屋の味にハマってしまったんですよね~。とりあえず、あと何回かは客の入り具合のリサーチ含め、行ってみたいと思います。
以上、ラーメン屋のマーケティング戦略でした!
今日も1日楽しんでいきましょう!

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