おはようございます。
TORです。
今日は新潟記念の有力馬の分析をしていきます。
【新潟競馬場 2000mの傾向】
1ターンでスタートから3コーナーまでの距離が948m、直線距離が659mとなっており、展開の紛れの少ないコースですので、人気馬の成績が良いです。また、他のコースと比べて、差し、追込み馬（瞬発力のある馬）の成績が良いです。枠による有利、不利は大きくないと思いますが、外枠の成績がよいです。
【新潟記念の傾向】
基本的な傾向は新潟2000mと変わりませんが、過去10年で6番人気以下の馬が半分の5勝をあげています。ハンデは、53キロ以下の軽ハンデ馬は苦戦しています。このレースはディープインパクト産駒が圧倒的な成績を残してきました。やはり瞬発力がある馬が有利という事でしょう。また、470キロ以上の大型馬の成績がよいです。それ以下の馬は苦戦しています。キレだけでなくパワーも求められているという事でしょう。
では、netkeibaの人気予想を基に考察していきます。
◆サリエラ（ルメール）2.0倍 55.5キロ
このレースに強いディープ産駒です。牝馬なので、底力が問われるコースでどうかと心配になりますが（過去牝馬は苦戦）、この馬の場合は前走スタミナも問われる目黒記念（東京2500m）で0.1秒差の3着と好走しております。生涯5戦して4戦で上がり3ハロン最速、残り1戦も2番目の上がりを使っています。瞬発力はこのメンバーでも最上位です。ただ、１点だけ少し気になるのは馬体が420～430キロと小柄です。タフな展開になった時にどうでしょうか。目黒記念の好走から一定の担保はあると思いますが。
◆ノッキングポイント（北村宏）4.9倍 54キロ
日本ダービー5着からの参戦。3歳馬です。日本ダービーは15番人気でしたが、0.2秒差の5着と大善戦しました。3歳で重賞未勝利馬ですので、当然といえば当然なのですが、54キロは軽いですね。前走が実力と見るか、大激走と見るか、そこの判断で評価が変わってきます。私は若干怪しい人気馬だと思っています。
◆プラタリア（池添）5.7倍 57キロ
この馬もディープ産駒です。一貫して長い距離を中心に使ってきた馬です。2000ｍは3歳未勝利戦以来、１年半ぶりです。この点はどうでしょうか。サリエラとの力関係ですが、目黒記念はサリエラとは0.2秒差の５着。斤量差は今回と同じ55.5キロと57キロでした。展開や枠次第で逆転可能な差だと思います。未勝利勝ち以降ずっとGⅡ、GⅠのみを走って好走してきた馬です。GⅢでは上位の存在です。
◆マイネルウィルトス（Mデムーロ）7.4倍 57キロ
前走、函館記念は１年ぶりの出走で４着。力があるところを見せてくれました。+24キロでの出走でしたので、決して万全の状態ではなかったと思います。今回は更なる上積みが期待できますね。元々重賞でも好走していた馬です。力は上位でしょう。ただ、この馬は切れ味タイプの馬ではありません。３３秒台前半の上がり勝負になった時にどうでしょうか？
◆バラジ（三浦）12.0倍 56キロ
３歳未勝利を勝ち上がると９戦連続で３着以内と常に好走を続け、オープン入りを果たしました。オープン初戦のメトロポリタンSでは１番人気に支持された馬です。前走目黒記念ではプラタリアに0.1秒差の６着でした。新潟コースは（2.2.0.0）と連対率100％です。得意コースで上位との差を逆転できるでしょうか。
サリエラ、プラタリアはここでは少し抜けた存在に見えます。外枠を引いてスムーズな競馬が叶えば、更に好走の確率は高まりそうです。特にサリエラは馬格がないので、揉まれない外枠がよいでしょうね。内枠に入って欲しいですね笑。
以上、新潟記念の考察でした。
それでは今日も１日楽しんでいきましょう。
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