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函館スプリントSというと、毎年3歳馬が注目されます。理由は斤量です。牡馬は54キロ、牝馬は52キロで出走できます。これは魅力的ですよね。近年は22年1着のナムラクレア、19年2着アスターペガサスが馬券になっています。直近5年は2頭だけですが、過去は毎年のように馬券になっていました。
実は2022年までは牡馬52キロ、牝馬50キロと反則のような斤量でした。もちろん、その分古馬の斤量も軽かったのですが、昨年から古馬と3歳馬の斤量差が基本4キロ→3キロと1キロ斤量差が是正されています。ここは頭に入れておきたいです。
向こう正面ポケットからのスタート。スタートしてから3コーナーまで緩やかな上り坂が続き、4コーナーから下る。直線は約260mでJRAの競馬場の中で最も短い。逃げ・先行が圧倒的に優勢。内枠有利なイメージがあるが、内外の成績に大きな差はない。洋芝というと、時計が掛かる・パワーが要るというイメージがあるが、近年はスピード決着もしばしば。
前半はハイペースになる事が多い。かなりのハイペースにならない限り、差し馬の出番はない。逃げ・先行馬が圧倒的に優勢。枠は内外互角。近年は良馬場なら1分7秒台のスピード決着になる事が多い。スピードのある先行馬を重視したい。二桁人気馬が過去3回馬券になっており、人気薄馬には注意が必要。
2014~2022年までのデータを見ますと、全体で複勝率43.8%、連対率31.3%、勝率18.6%となっています。かなり優秀な成績ですね。牡馬、牝馬の比較でいうと、若干牝馬のほうが成績が良いです。特に勝ち切っているのは牝馬のみです。
馬券になっている馬の人気を見ますと、牡馬、牝馬共に、1度大穴を開けておりますが、基本的には4人気以内の馬が人気に応えている形です。実力のある3歳馬は、斤量の恩恵も手伝って、やはり有利という事でしょう。
因みに斤量の見直しが入った2023年ですが、3歳馬は3頭出走し、いずれも馬券になりませんでした。ブトンドールは函館2歳Sの覇者という事もあり、2人気に推されていましたが、人気に応えられなかったですね。
ただ、是正されたと言っても、古馬に対して3キロ以上の斤量差があります。強い3歳馬にとって、大きなアドバンテージである事は間違いありません。さあ、今年はどうなりますかね。
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