宝塚記念 有力馬考察 ~最強5歳世代の2トップに挑むのは!?~

競馬

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どうも週末は天気が悪そうですね。今の京都はかなりの高速馬場でしたので、天気によって大きく状況が変わってきそうです。正直あまり天気は考えたくなかったですね・・・。高速馬場ならかなり分かりやすかったんですが。




有力馬考察(netkeiba想定人気順)
1人気 ドウデュース(武豊) 2.4倍
ドバイターフは大きく出遅れ、イン差しにかけましたが、直線進路なくTHE ENDでした。直線の手応えは物凄いモノがあり、力負けではありません。ただこの馬、実は有馬記念も出遅れていますし、スタートは少し気になるところです。ダービー以降は、惨敗と勝ちがはっきりしていて、安定感が無いように見えますが、国内戦に限定すると惨敗といえるのは天皇賞(秋)のみです。他のレースでは常に安定して力を見せています。この馬は、外から全馬を飲み込む圧倒的な競馬をします。自分より弱い馬にはとことん強いタイプです。このメンバーであれば、軽く飲み込んでしまいそうな気もします。不安材料は1人気でGⅠを勝った事がない事だけですかね。マイペースで走りたい馬なので、今回各馬にマークされる中で勝ち切れるでしょうか。ただ、何度も言いますが、このメンバーなら・・・、という気はします。巷で重馬場が心配されていますが、少し馬場が悪くなるのは問題ないのではないかと思います。ヨーロッパの重馬場実績は度外視でOKです。
2人気 ジャスティンパレス(ルメール) 4.1倍
この馬は京都コース開催は大歓迎のクチでしょう。外回りの瞬発力勝負、高速馬場はディープ産駒の最も得意とするところです。できたら雨は降らない方が良いですね。中距離路線に参戦して以来、道中ついていけないのか、追込み競馬になってしまっています。一番いい脚を使っていますが、勝負が決してしまっている感があります。そういった意味では、今回ルメール騎手が乗るのは大きいです。そういった馬でもルメール騎手が乗ると、今までがウソだったかのように、難なく位置を取ってしまう騎手です。
3人気 ローシャムパーク(戸崎圭) 6.8倍
大阪杯は、向こう正面で最後方から3番手まで一気に捲る競馬をしましたが、捲り切って先頭に立っていたら、もしかしたら勝っていたかも知れません。最後までバテずに長く脚を使っており、非常に強い内容でした。瞬発力よりも持続力タイプの馬なので、早めに動いてロングスパート戦に持ち込みたいところです。今回逃げ馬がいませんので、何もしなければスローからの瞬発力勝負は避けられません。戸崎騎手は積極的に自ら動いていきたいですね。道悪が得意かどうかは微妙ですが、パワーがある馬なので、少し馬場が渋るのはプラスだと思います。
4人気 ベラジオオペラ(横山和) 8.8倍
大阪杯は積極的に番手から競馬をして、ローシャムパーク、ルージュエヴァイユの追撃を凌いでの勝利と、非常に良い内容の競馬だったと思います。大阪杯は臨戦、レース運び、全てが完璧でした。今回これ以上のシチュエーションは望めませんし、そもそも大阪杯よりも更にメンバーレベルが高いので、普通に考えると少し厳しい局面だと思います。逃げたらチャンスがあるかも知れませんが、まだ底を見せていない未来のある4歳馬ですので、ここで逃げを選択する事は考え難いですね。
5人気 ブローザホーン(菅原明) 10.0倍
この馬は毎度考察の時に書いていますが、とても小さな馬ですので、当日の馬体重に注意してください。今回、2か月弱間隔が空いてのレースですので、現状維持もしくはプラス2~4キロ位が望ましいと思います。高速馬場の瞬発力勝負になった時は、速い脚が使えないこの馬に出番はないです。一方、道悪は鬼の可能性があります。摩擦、ストレスを緩和させてくれるので、小さなこの馬にとっては大歓迎です。馬場が渋れば渋るほどチャンスが出てくる馬だと思います。
6人気 シュトルーヴェ(レーン) 13.7倍
致命的な出遅れはないのですが、スタートがあまり良くないので、どうしても後方からの競馬になってしまいます。ただ、その中で3連勝している内容を見ますと、全く馬群を苦にせず、グイグイ脚を伸ばしてきますね。かなりの集中状態にあるのだと思います。前走、目黒記念も大外から1頭違う脚で全馬を飲み込んでしまいました。現在、生涯で一番の充実期を迎えており、勢いで全てを乗り越えてくる可能性があります。22年のジャパンカップ勝ち馬ヴェラアズールのイメージですね。鞍上もレーン騎手を配してきました。非常に怖い1頭です。この馬は良馬場で勝負したいです。



まとめ
ドウデュース、ジャスティンパレスは、昨年までの競馬界をリードしてきたトップホースです。この2頭を上回る走りを出来る馬が、宝塚記念を制覇する事ができると考えていいと思います。一つの目安になる馬と考えていいでしょう。
ベラジオオペラ、ローシャムパークは、大阪杯で好走したものの、正直GⅠとは言えないメンバー構成でのモノでした。大阪杯で好走したから、GⅠでも当たり前に好走できると考えるのは時期尚早です。シュトルーヴェも含めて、今回が改めて試金石になると思います。
ふと年齢に目をやりますと、取り上げた6頭の内、5頭が5歳馬です。本当にイクイノックス世代は層が厚いですね。がんばれ4歳馬!
最後に”注目馬”を挙げておきます。
以上、宝塚記念の有力馬考察でした!



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