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データ分析でも書きましたが、19頭エントリーの内、2勝馬は7頭と、出走馬の半数以上は1勝馬になります。
これまで開催された2歳重賞についても、1勝馬同士の戦い、小頭数での開催がほとんどですので、重賞で好走している馬だからといって、必ずしも信用できる訳ではありません。
その中で、どのレースが高レベルだったのか、そこを見抜く事が的中への近道になるでしょう。
有力馬考察(netkeiba想定人気順)
1人気 ミュージアムマイル(Cデムーロ) 3.2倍
新馬戦は豪快な出遅れ。とんでもない出遅れでしたので、その時点でどうにもなりませんでしたね。ただ、その後大外を捲って、最後も脚を伸ばすレース振りは、新馬戦レベルでは一頭次元が違った感じでした。未勝利戦、黄菊賞はスタートが改善され、危なげなく勝利しています。3戦とも上がり最速の脚を使っており、末脚は素晴らしいものを持っています。ただ、重賞経験のない本馬が本当に1人気になるなら、鞍上による過剰人気という評価になりますかね。そこまで圧倒的な能力は今のところ感じられません。
2人気 アルテヴェローチェ(武豊) 4.2倍
サウジRCは外をまわして豪快に差し切る競馬で、非常に強かったと思います。少なくともサウジRCのメンバーの中ではレベルが違かったように映りました。後は、新馬戦は洋芝、サウジRCは稍重での競馬でしたので、良馬場の瞬発力勝負でどうかという事になりますが、血統的には寧ろ歓迎な気がしますね。人気でも有力だと思います。
3人気 アルレッキーノ(ルメール) 7.2倍
新馬戦は後の東スポ2歳Sの覇者クロワデュノールの2着。クロワデュノールは世代最強との呼び声高い評判馬です。少し力は違った感じもしますが、直線途中までは競り合う形を作れており、この馬もかなりの能力を感じました。それを証明するように、未勝利戦は追うことなく7馬身差の圧勝を演じております。これを受けて、サウジRCは1人気に支持されましたが、5着と敗れました。ここをどう考えるかですね。新馬戦、未勝利戦のような力を発揮できなかったのか、それともレース自体がハイレベルで力負けだったのか、それによって、この馬の評価、この馬に先着した馬達の評価が変わってくると思います。大きな不利はありませんでしたので、少なくとも圧倒的に能力が上という事はないでしょう。
4人気 タイセイカレント(坂井) 10.8倍
サウジRCは出遅れましたが、腹を括った後方待機からの追込みが炸裂し、2着と健闘しました。完全にハマった形ですので、過大評価は禁物です。同じ競馬では間違いなく今回は通用しないでしょう。ただ、勝ったアルテヴェローチェ以外は雪崩れ込むような形になった中で、しっかり脚を伸ばしているので、一定の評価はしなくてはいけないと思います。鞍上が坂井騎手になり、どんな競馬をしてくれるか注目です。いずれにしてもスタートは改善の必要があります。
5人気 トータルクラリティ(北村友) 11.1倍
新潟2歳Sは早めに先頭に立つとフラフラしていましたが、コートアリシアンに前に出られると、勝負根性を見せて差し返しました。現時点ではかなり粗削りな感じがしますが、この3か月でどこまで成長しているか楽しみです。ゆったりとしたローテーションは好感が持てます。
6人気 アドマイヤズーム(川田) 12.6倍
これは何がそんなに人気にさせるのでしょうか?1勝馬が過半数を占める出走メンバーですので、もちろんチャンスはゼロではないと思いますが、新馬戦4着は特に不利があった訳ではありません。その後、新馬戦の出走メンバーで際立ったパフォーマンスをしている馬もおりません。少なくとも人気で買う馬ではないと思います。
まとめ
レース振りを見ると、アルテヴェローチェは大物の可能性もある気がします。このレースをあっさり突破するようなら、かなり楽しみがありそうです。
ただ全体的には、阪神JF以上によく分からないですね苦笑。人気の中心になりそうな、サウジRC組をどこまで信用するかがポイントになりそうです。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】12/14(土)19時頃、配信終了予定
以上、朝日杯FSの有力馬考察でした!
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