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コントレイル、サートゥルナーリア、レイデオロと直近10年に絞っても、素晴らしい名馬を輩出している超出世レースです。
ただ、2019年のコントレイル以来、ジャスティンパレスが天皇賞春を勝っているものの、スターホースは生まれておりません。
これは偶然なのか?、必然なのか?、しっかり検証していきたいと思います。
中山2000m 傾向
※出典:JRA
コーナーを4つまわる小回りコース。最後の直線は約310mと短い。スタートして直ぐに急坂を上り、最後の直線で再度急坂を上るタフなコース。コーナーをロスなくまわる器用さと二度の坂を駆け上がるパワーが求められる。逃げ・先行の成績が良いが、差しも決まる。開催が進むと内馬場が荒れる為か、真ん中から外枠の成績が良い。
ホープフルS 傾向
前半はスロー~ミドルペースで流れる。先行の成績が圧倒的に良い。直線入口で5番手以内にはつけておきたい。枠は真ん中から内枠が優勢。大外ピンク帽は馬券になっていない。タフなコースで速い末脚は求められない。パワーのある馬を狙いたい。直近2年は大穴馬の激走あり。
ピックアップデータ
直近5年で馬券になっている15頭の戦績を分析していきます。
まず出走数ですが、2戦の馬が8/15頭でトップになります。但し、直近2年を見ますと、4戦、6戦という馬が出てきています。2019、20年とは明らかに傾向が違ってきているように思います。
勝利数ですが、2勝が11/15頭でトップ。その内重賞を勝っていたのは3頭のみ。7頭は重賞未出走でした。重賞未出走馬は、主にアイビーS、萩S、芙蓉S等を使っていました。
1勝馬は、4頭が馬券になっています。4頭の内3頭は3戦以上の戦績がありました。レース数をこなしているにも関わらず、2勝目を挙げられていない馬が馬券になっているという事ですね。
いずれも芝重賞の好走実績はありませんでしたが、ここでも2勝馬同様、アイビーS、萩Sを使われている馬がおりました。その他のステップレースは百日草特別、紫菊賞、黄菊賞と、このレースと同距離2000mのレースを使われております。
総体的に見ますと、2019、20年は無敗馬のみ馬券になっていましたが、年々レベルが下がってきているように見えます。
理由は直近、東京スポーツ杯2歳S、京都2歳Sの勝ち馬は、このレースに進むことなく、そのまま充電に入る事が増えてきました。現代競馬は、将来有望な馬ほど消耗を避ける傾向にあります。
直近の結果を見ますと、この舞台が得意なスペシャリストが馬券になっているように思います。スピード負けして惨敗している馬でも、この舞台が向きそうなパワー豊富な馬は積極的に狙いたいところです。
出走馬実績
【特記事項】
クラウディアイ:京都2歳S3着
クロワデュノール:東スポ2歳S1着
ショウナンマクベス:百日草特別1着
ジェットマグナム:芙蓉S1着
ジョバンニ:京都2歳S2着
ピコチャンブラック:アイビーS2着
マジックサンズ:札幌2歳S1着
マスカレードボール:アイビーS1着
ヤマニンブークリエ:黄菊賞2着
レーヴドロペラ:芙蓉S2着
まとめ
今年は世代最強の呼び声高いクロワデュノールがエントリーしてきました。
直近2戦は東京で素晴らしい瞬発力を見せておりますが、中山向きのパワーがあるかは未知です。ただ、キタサンブラック産駒で、馬格もあり、中山も十分こなしてきそうな感じがします。果たしてどうでしょうか?
最後にデータから紐解く”D(データ)推奨馬”を挙げておきます。
※【D推奨馬】12/27(金)19時頃、配信終了予定
以上、ホープフルSのデータ分析でした!
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