阪神ジュベナイルフィリーズ 考察 ~来年のクラシックで活躍できる素質馬を見抜け~

競馬

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今週は2歳牝馬女王を決める戦い阪神JFです。ここ数年は有力馬の始動が遅く、このレースの重みが無くなってきている感じがしましたが、昨年はリバティアイランドがこのレースを勝ち、飛躍を遂げました。このレースは桜花賞と同舞台の為、桜花賞との関連性が高いのですが、ここで好走した馬はオークスでも結構好走しています。来年のクラシックに向けた熱い戦いに注目ですね。

阪神1600m 傾向
※出典:JRA

向こう正面中間あたりからのスタート。スタートから最初のコーナーまでの距離が長い。3~4コーナーは大きく緩やかな為、枠の有利不利は比較的少ない。大外ピンク棒は若干割引。直線手前から下り坂で、残り200m付近で急な上り坂が待ち受けている。直線の距離は約474mと東京コースに次ぐ長さ。逃げ、先行が有利だが、直線の長さ、最後の急勾配により、差しも決まりやすいコース。

阪神ジュベナイルフィリーズ 傾向

前半ペースが速くなる事が多く、4、5番手以内にいる先行馬が不振という珍しいレース。ただ、強い馬であれば粘り切る事ができる。軽視は禁物。中団辺りから速い脚を使える馬が良い。差しが優勢な事もあり、枠順は真ん中から外枠が好成績。だたし極端な外枠は割引。6番人気以下の伏兵馬の台頭が目立つ。人気薄の馬も積極的に拾っていきたい。

各馬考察(netokeiba想定人気順)
1人気 ボンドガール(マーカンド) 5.8倍
新馬戦で負かしたチェルヴィニアは次走の未勝利圧勝、アルテミスSで重賞制覇と、ハイレベルな新馬戦を勝利。サウジアラビアRCは敗れましたが、出遅れ、道中は力んで走っており、かなり若さを見せた中で2着を確保しました。3着のシュトラウスは新馬戦圧勝、次走東京スポーツ杯で重賞勝利をしております。この馬が世代トップレベルの実力を持っている事は疑いようがありません。前走若さを見せている事もあり、GⅠという大舞台で本来持っている力を発揮できるかがポイントです。
2人気 コラソンビート(横山武) 6.9倍
3連勝で京王杯2歳Sを勝利しました。長くいい脚を使える馬で、このレースにマッチしています。スタートは上手くないのですが、二の脚が速く、楽に中団あたりに取りつく事ができています。この馬、新馬戦で3着に敗れているのですが、勝ち馬はボンドガールです。めちゃくちゃレベルの高い新馬戦だったんですね。この時は出遅れた事が全てで、勝負付けは済んでいません。新馬戦以外、褒められたものではありませんが、出遅れずにスタートする事が出来ています。今回はどうでしょうか。
3人気 サフィラ(松山) 8.6倍
兄弟にサリオス、サラキア、サリエラと活躍馬がずらりといる超良血馬です。新馬戦は不利がありましたので、度外視でOKです。スタートもしっかりと出ますし、道中かかる事もありません。末脚もしっかりしています。今のところ大きな欠点は見当たりません。ただ、アルテミスSでは2着と善戦したものの、勝ったチェルヴィニアとは少し力の差を感じました。そう、新馬戦でボンドガールに敗れている馬です。そうなるとボンドガール>本馬となってしまいますが、現状確実に力を発揮できそうなのはこちらでしょう。
4人気 アスコリピチェーノ(北村宏)9.6倍
新潟2歳Sの覇者です。ただ、新潟2歳Sのレベルには疑問がありますね。このレースに出走後、活躍している馬はエンヤラヴフェイスくらいです。この馬が弱いという事ではないです。2戦2勝ですのでね。ただ、強い馬と未対戦ですので、この重賞勝利を過信し過ぎない方がよいと思います。人気次第ですね。
5人気 ステレンボッシュ(ルメール)10.6倍
ルメール騎手はこの馬に乗るんですね。期待されている馬なのでしょうか?見ていて少しズブい感じがします。底力が問われるような、混戦向きの馬かなと思います。ルメール騎手が乗る事でどこまで変わりますかね。
6人気 ルシフェル(ムルザバエフ) 11.4倍
前走、オープン特別の荻Sを勝利しております。ただ、このレースは6頭立てなので、額面通りには受け止められないですね。新馬戦、未勝利戦と、今回のレースよりも長い距離、直線の短いコースにも関わらず、前につけられていないのも気になります。
7人気 キャットファイト(大野) 14.1倍
この馬もボンドガールが勝った新馬戦に出走しています(6着)。その後2連勝です。ほんと繰り返しになりますが、凄い新馬戦です。新馬戦の内容から、上位とは少し差がありそうです。
8人気 ビーグラッド(藤岡康) 16.4倍
2レース走って、2レースとも逃げています。逃げの芸術家、武豊騎手を背に荻Sでも逃げましたが、このレースに出走予定のルシフェルにあっさりと交わされての2着です。
9人気 ナナオ(未定) 25.3倍
スタートが良くスピードがありますので、逃げ候補の馬ですね。前走、体重を増やしてきて、やっと424キロとかなり小柄です。最低でも同体重、できれば更に増やしてきて欲しいですね。
10人気 アトリウムチャペル(Mデムーロ) 27.9倍
1戦1勝、新馬戦のみの出走です。ルメール騎手騎乗で、ゴール直前でなんとか差し切ったという内容です。最後の100mの伸び脚は良かったと思います。
まとめ
まだ出走馬も確定していませんので、なんとも言えませんが、ザっと見た限りでは、大きく荒れる事は無さそうな印象です。最初で最後のGⅠレース出走という馬も多そうです。穴馬は週末確定する、1勝組から探した方がよいです。確定後に1勝馬はしっかりチェックしましょう。
以上、阪神ジュベナイルフィリーズの考察でした!

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