2023年 騎手リーディングを見て思う事 ~確実に進む世代交代~ 

競馬

TORです。ご覧頂きありがとうございます。

年末という事で2023年の振り返りをしていきたいと思います。

今日は、騎手リーディングを見て、今年の騎手の皆さんの活躍と、来年の予測をしていきたいと思います。気楽に見ていってください。

2023年 騎手リーディング
※12/24終了時点の数値です。12/28の結果次第で若干の前後が発生する可能性があります。
ルメール騎手が、昨年譲ったリーディングを取り返しました。勝利数もそうですが、勝率、連対率が大きく改善、重賞勝利数も5→17と質も大きく改善しました。昨年はまさかの5位に終わり、長きに渡ったルメール王朝は終焉を迎えるかと思いましたが、V字回復を果たしました。とにかく圧倒的に上手いです。当然の結果だと思います。ただ以前の様に、ルメール騎手に有力馬の依頼が偏っていません。理由は分かりませんが。来年はイクイノックスもいませんし、周りが思っている程、リーディングの座は盤石ではないでしょう。(※12/28、ホープフルSは含まれていません)
川田騎手は、昨年悲願のリーディングを獲得しましたが、今年は定位置の2位に逆戻りしました。ただ、数字は全てにおいて昨年を上回っており、勝率は脅威の3割、複勝率は6割です。ノーザンファームの寵愛を受けており、以前から有力馬が集中し過ぎているのですが、更に拍車がかかっていますね笑。立場が人を作るとはよく言ったもので、今やJRAを代表する騎手です。後は大舞台での勝負強さが出てくれば、誰もが認める日本人トップジョッキーになれるのではないでしょうか。
横山武騎手は、飛躍が期待された年でしたが、勝利数、連対率等の数字を落とし、上位の2人には大きく水を開けられる結果に終わりました。ただ今年は昨年勝てなかったGⅠを勝ちましたし、重賞勝利数も3→7勝と改善しました。ただ、乗っている馬質を考えれば、もっと勝って欲しかったですね。特に日本ダービーの2着は残念でした。確実に横山武騎手の時代が近づいていると思います。更に精進して、リーディングジョッキーに上り詰めて欲しいですね。心配なのは、少し極端な競馬が増えてきた気がします(お父さんに近づいてきた?)。
今年、飛躍したのは岩田望騎手です。昨年初の年間100勝を達成(103勝)、今年は更に勝利を積み上げました。重賞勝利数を2→7勝と増やし、GⅠ制覇も見えてきています。横山武騎手と共に今後の競馬界を引っ張っていく存在になりつつあります。
若手では、西村淳騎手も存在感が増してきていますね。勝利数こそ昨年74勝からほぼ上積みできませんでしたが、重賞勝利数が1→4勝と、着実にステップアップし、横山武騎手、岩田望騎手、坂井騎手の若手トリオに割って入る勢いです。
ここには出てきていませんが団野騎手も今年GⅠ初勝利、全国リーディングトップ20に入り、着実にステップアップしていますね。
ベテランを見ますと、なんと言っても武豊騎手ですね。54歳になっても尚、抜群の存在感です。今年の重賞勝利は8勝で、複数勝利している馬はドウデュース、モズメイメイのみです(2勝)。1頭の強い馬によって積み上げたモノではありません。ジャックドールの大阪杯は流石の一言でした。ドウデュースの有馬記念は痺れました。
他で行きますと、戸崎騎手はソングラインの騎乗がまわってきましたので、GⅠを2勝できましたが、存在感を発揮したとは言い難いですね。毎年リーディング上位、コンスタントに100勝以上している騎手です。既に起きている事ですが、もう少し頑張らないと馬質は落ち、騎乗依頼も更に減っていくでしょう。以前はリーディング争いをしていた騎手ですからね。
横山典騎手は、1988年以来重賞1勝に終わりました。田辺騎手も2013年から続いていた重賞複数勝利が途切れ(最低3勝)、1勝に終わっています。
着実に世代交代は進んでいますね。ベテラン騎手は総じて苦戦していますが、武豊騎手には、そんな中でも競馬界を盛り上げていって欲しいですね。やっぱり武豊騎手が勝つと盛り上がります。
まとめ
飛躍している騎手がいる一方で、成績が下降している騎手もいます。M.デムーロ騎手吉田隼人騎手は大きく成績を落としました。横山和騎手も重賞では存在感を見せましたが、勝利数を大きく減らしております。
ひと昔前は連対率3割を越えれば超一流騎手でしたが、いつしかノーザンファーム1強時代になり、ノーザンファームに良い馬をまわしてもらえるかどうかだけになってしました。川田騎手の連対率5割、複勝率6割というのは、いかがなものでしょうか・・・。
ここには載ってきていませんが、モレイラ騎手レーン騎手は、川田騎手、ルメール騎手に並んで物凄い成績です。こういった一極集中時代の中ですので、若手騎手は少ないチャンスをしっかりと掴んで欲しいと思います。
坂井騎手、チャンピオンズCのレモンポップの騎乗は素晴らしいモノでした。負ければ乗り替わりの可能性もある立場の中で、本当に凄かったです。こういった騎手にはどんどんチャンスを与えてあげて欲しいですね。
因みに、来年の私の推しは斎藤新騎手です。強気の騎乗で結構穴を開けてくれます。注目したいと思います。
以上、騎手リーディングを見ての感想でした!

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