ターコイズステークス 考察 ~荒れるレースの使者は追込み馬~

競馬

TORです。ご覧頂きありがとうございます。

来週はいよいよ有馬記念です。有馬記念が近づくと、いよいよ年末が近づいてきたという感じがしますよね~。

年末年始は、毎年車で関西と関東(実家)を往復しますので、いつも雪が心配です。去年は結構降って、高速道路を通れるかヤキモキした記憶があります。今年は安心して走れるかな~。

中山1600m 傾向
※出典:JRA

1コーナー横のポケットからスタート、2コーナーまでの距離が240mと短く位置取り争いが激しくなる。2コーナーまでは緩やかな下り坂、バックストレッチから3コーナー途中まで更に4.5m下っていく為、前半はペースが速くなりやすい。外枠はペースが速い中でロスが大きく不利。直線は310mと短いが、直線途中に中山名物の急な上り坂がある。高低差5.3mはJRA競馬場の中で最も起伏差があり、スピードだけでなくパワーが求められる。

ターコイズS 傾向

ハイペースになる事が多い為、差し、追い込み、捲りがよく決まっている。追い込み馬であれば、枠の有利不利はない。先行から中団で競馬をする馬は真ん中から内枠が欲しい。二桁人気馬も頻繁に馬券になっており荒れ模様。穴馬は差し・追込み馬。過去に牝馬限定重賞で好走していれば、直近不振でも激走の可能性あり。52キロ以下の軽ハンデ馬は不振。

各馬考察(netkeiba想定人気参照)

1人気 コナコースト(鮫島駿) 5.8倍

秋華賞は8着と惨敗しました。スローペースを逃げ粘れなかったのは、物足りない内容ですが、結果的に差し馬が上位に来ていますので、展開が向かなかったのはあると思います。春のチューリップ賞、桜花賞、オークスの一連の内容は紛れもなくGⅠ級ですので、ここでは上位の存在です。中山の経験がないところが不安材料ですね。

2人気 ソーダズリング(武豊) 6.2倍

オークス、ローズSを見る限りでは、重賞では力が足りないように見えますが、前走3勝クラスでは力の違いを見せつける走りでした。オープンで通用する力を持っている事は間違いありませんが、強い時と弱い時が別馬のようです。弱い馬に対しては圧倒的なパフォーマンス、強い相手に立ち向かう精神力は無い馬と見ています。

3人気 ヒップホップソウル(横山武) 6.9倍

紫苑Sでは先行抜け出しの競馬で好走しましたが、安定した差し脚が持ち味の馬です。差し有利と考えるなら、この馬が最上位の存在です。秋華賞は4コーナーで一番外をまわって、直線を向いた時は勝負が決していました。その中で9着はむしろ力があるところを見せたといってよいです。中山重賞での好走実績も心強いですね。

4人気 サウンドビバーチェ(浜中) 9.6倍

スタート、二の脚が速く、スッと2、3番手につける事ができる馬です。4歳になり、阪神牝馬Sで重賞初勝利、ヴィクトリアマイルでは超GⅠ級のソングライン、ソダシ、スターズオンアース等を相手に5着と、この馬もここでは明らかに上位の存在です。実際はもっと人気するでしょうね。

5人気 ミスニューヨーク(Mデムーロ) 9.9倍

昨年、一昨年とこのレースを連覇中です。中山の戦績は(4.0.2.3)。前走、京成杯AHではソウルラッシュ、ウイングレイテストと強力牡馬に混ざって3着と、中山マイスターぶりを発揮しました。一昨年からハンデは53→55→56.5キロと毎年増加し、今年はトップハンデです。また、今年は例年にない豪華メンバーです。3連覇なるでしょうか。

6人気 ウインピクシス(戸崎圭) 9.9倍

クイーンS2着、福島記念4着と近走重賞で善戦しております。どちらのレースも逃げ馬の後ろ、内ラチ沿いをロスなく走り、粘り込んでいますね。正直、これ以上ない競馬をしておりますので、このメンバーで勝ち負けというのは厳しそうですが、ここ2走と同じくロスの無い競馬をして、どこまでというところです。

7人気 フィアスプライド(ルメール) 11.1倍

昨年のこのレースの3着馬です。それ以来、重賞でも良い競馬が出来ていますね。好走しても人気にならないタイプで、ここ4戦2桁人気が続いております。一見美味しい馬に思えますが、馬券にはなっていないですし、今回も同じような着順になるのではないでしょうか。ヒモで拾うかどうかというところだと思います。

8人気 サーマルウインド(北村宏) 11.3倍

逃げてヨシ、控えてもヨシと自在性がある先行馬です。牡馬混合のリステッド競争でも安定した成績を残しております。今回、絶対に逃げたい馬がいないので、この馬が主導権を握るのではないでしょうか。内枠が欲しいですね。

9人気 ルージュリナージュ(横山和) 12.0倍

ここ2戦差しに転じて、新境地を開いております。長岡Sは馬群を捌くのに手間取って、まともに走ったのは残り200mのみですが、一頭違う脚で2着まで突っ込んできました。ユートピアSは出遅れて、後方2番手からの競馬になりましたが、外から纏めて差し切りました。差し馬向きの流れになれば決め手は脅威です。

10人気 ライトクオンタム(大野) 19.7倍

無敗でシンザン記念を勝ち、桜花賞ではリバティアイランドに次ぐ2番人気になった程の馬です。近走3連敗していますが、重賞を勝った1600mの距離、GⅢ戦で見直せるかというところです。前走、クイーンSを見る限りでは、単なる早熟馬の可能性が高い気がしますが、どうでしょうか。

まとめ
コナコースト、サウンドビバーチェ、ヒップホップソウルの名前を見て、阪神牝馬Sかと思いました笑。今年は豪華メンバーですね~。ハンデGⅢとは思えません。コナコースト、ヒップホップソウルは1勝馬ですので、来年の事を考えると、ここは確勝を期して出てきていると思います。ただ、順番に出走馬を見ていきますと、伏兵馬も魅力的な馬が揃っています。悩ましいですね~。
最後にこのレースの”注目馬”を挙げておきます。
以上、ターコイズSの考察でした!

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