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今回、良いメンバーが揃い、各馬それぞれの強みを持っています。多くの馬にチャンスがありそうですね。週末の雨はほぼ間違いなさそうなので、ここも難解さに拍車をかけております。
早速、各馬を考察していきます。
出走馬 考察（netkeiba想定人気順）
１人気 ナムラクレア（浜中） 3.8倍
昨年のスプリントGⅠは、高松宮記念が２着、スプリンターズSは３着と後一歩戴冠に届きませんでした。この２戦の前哨戦はいずれも勝利していますが、今回前哨戦で２着に敗れています。これはストレスの観点でいくと非常に良い傾向です。1200ｍではなく1400ｍを前哨戦に選んだのもプラスに捉えたいです。臨戦が今までで一番良いと思います。重馬場も（2.1.0.0）と得意としており、極めて好走の可能性が高い１頭と言ってよいでしょう。前走負けていますので、少し人気が落ち着いて欲しいですね。そうなれば、更に勝利の可能性が広がると思いますが・・・。
２人気 トウシンマカオ（ルメール） 6.8倍
一昨年の京阪杯を快勝した後、大いに将来が期待されましたが、１年間勝ちに恵まれずにくすぶっておりました。それが嘘だったかのように、京阪杯、オーシャンSを連勝して、ここに駒を進めてきました。負けたレースも紙一重で、噛み合えば・・・というレースをしておりましたので、この連勝にそこまでの驚きはありません。そして、ここで満を持してルメール騎手が騎乗してきます。舞台は整ったように思えますが、週末は雨予報です。昨年の高松宮記念は不良馬場で全く走りませんでした。多少の荒れ馬場ならこなせるタイプだと思いますが、馬場が心配です。
３人気 ルガル（西村淳） 8.0倍
前走シルクロードSは、スプリント戦としては異例の３馬身差をつけての圧勝と、非常に強い内容でした。まだ４歳になったばかりの馬です。１戦１戦成長していますね。スタートさえしっかり切る事ができれば、一気に頂点に立ってしまいそうな充実ぶりです。不良馬場の橘Ｓで５馬身差の圧勝をしており、道悪は鬼の可能性があります。非常に楽しみが大きい馬です。
４人気 ママコチャ（川田） 8.3倍
重賞未勝利の身で昨年のスプリンターズSを勝ってしまったシンデレラガールです。先行から鋭い末脚を使う王道の競馬をします。前走、阪神カップはかなりのハイペースで先行勢総崩れの中、僅差の５着と力を見せました。まだ実績が乏しいので、この敗戦で疑われるようなら配当妙味が出てくるでしょう。重馬場は未知数ですが、クロフネ産駒で馬体も大きいので、それなりにこなしてきそうですが、こればっかりはやってみないと分からないですね。
５人気 マッドクール（坂井） 12.4倍
スプリンターズSは勝ったかと思いましたが、最後ママコチャに差し返されてハナ差の２着と、あと少しのところでGⅠ制覇を逃しました。レース内容は内をロスなく完璧なコース取り、直線はママコチャを目標に走る事が出来ました。100点満点のレース内容でしたが、それでもママコチャに勝てなかったという事実は重く受け止めたいです。ただ、枠、展開、馬場等で逆転は可能だと思います。重馬場は春雷Sを勝っており、得意かどうかは何ともですが、こなせる馬だと思います。
６人気 ビクターザウィナー（リョン） 12.6倍
今回、香港馬が参戦してきました。今や世界レベルの日本馬ですが、スプリント路線においては、香港馬に歯が立ちません。スプリント戦は本当に香港馬が強いです。さてこの馬ですが、抜群のスタートから逃げ切りを図る競馬をします。香港スプリントでもそういった競馬をして、直線途中では勝ってしまうのではという内容でした。マックドールには先着していますし、かなりの実力を持っています。問題は馬場でしょう。香港は日本ほど高速馬場ではありません。ですので、雨で時計がかかりそうなのは、一見良い気がしますが、時計がかかるのと、馬場が悪いのは少し違います。どこまでいっても未知の部分はありますね。
７人気 ウインマーベル（松山） 14.6倍
阪神カップ、阪急杯を連勝して、ここに駒を進めてきました。阪神カップは道中内でジッとしていたとはいえ、ハイペースの中で早めに抜け出して、ママコチャを競り落とし、後続の追撃を退けた内容は非常に優秀でした。重馬場は松山騎手も話しておりましたが、あまり得意ではない馬です。ただ、前走では重馬場でも、しっかりと結果を残しました。ある程度の馬場ならば、今の充実ぶりならやれるのではないでしょうか。ただ、本質的には良馬場でやりたいクチの馬です。
８人気 アサカラキング（斎藤新） 15.6倍
短距離路線に矛先を変えて３連勝。迎えた前走、阪急杯でもハナ差２着と短距離適正の高さを見せております。阪急杯は直線を向くと直ぐ内ラチを頼って走ってしまった事で、後ろにいるウインマーベルに進路を作ってしまいました。それでいて、ハナ差の２着はかなり強い内容です。問題は初の1200ｍがどうかですね。1600ｍ、1400ｍと距離を詰めて強さを示しており、問題はないと思いますが、こればかりはやってみないと分からないです。
９人気 ビッグシーザー（吉田隼） 16.0倍
３歳の時から期待が大きかった馬ですが、当時は人気だけ独り歩きして、実力が伴っておりませんでした。非常に買い難い馬でしたが、京阪杯辺りから馬が変わってきましたね。ここ２戦は非常に強い競馬をしております。明け４歳で１戦ごとに成長しています。ここでも更なる成長した姿を見せてくれれば、楽しみはありますね。ただ、京阪杯から騎乗していた坂井騎手が乗れないのは痛いです。かなり手が合っていたように思います。
１０人気 ディヴィーナ（Mデムーロ） 19.3倍
中京の成績が（4.2.0.1）と抜群の成績を誇っています。条件戦で積み上げた成績なので鵜呑みには出来ませんが、左回りはヴィクトリアマイル４着、中京記念２着、関屋記念２着と重賞でも結果を残しております。初のスプリント戦という事で、道中ついていけるか心配でしたが、週末の雨はこの馬には恵みの雨かも知れませんね。追込み競馬になると思いますが、道中脚が溜まれば末脚はかなりのモノを持っています。
１１人気 ウインカーネリアン（三浦） 21.3倍
左回りのマイル戦で重賞２勝を挙げている快速馬がここに出走してきました。ただ常識的に考えると、スプリントの舞台でいつものように逃げるのは難しいのかなと思います。スクリーンヒーロー産駒ですし、この距離短縮で更なる良さが出るとは考え難いですね。ここで惨敗して、次走が狙い目というところでしょうか。
１２人気 メイケイエール（池添） 23.5倍
人気抜群の無冠の帝王も、いよいよ今回が引退レースです。前走、京都牝馬Sは出遅れて、大外から位置を上げる競馬をしましたので、流石に厳しかったです。このレースは度外視でよいでしょう。昨年のスプリンターズSを見る限り、まだやれそうな気がしますが、流石にGⅠを勝つ力は残っていないと思います。応援したいですけどね。
１３人気 ソーダズリング（武豊） 26.7倍
クラシック戦線では結果が出ず、ローズＳ以降は、マイル路線に進みましたが、マイルでも道中は力んでいて実力を発揮しきれずにおりました。前走さらに距離を詰めた事で非常にスムーズな競馬が出来ておりましたね。ナムラクレアの追撃を抑えての勝利、鞍上武豊騎手という事で、この馬はもっと人気するでしょう。前走で重賞初勝利、スプリント初挑戦という事であまり人気になるなら手を出し難いですが、人気にならないなら面白い馬だと思います。
まとめ
ここで挙げ馬以外ですと、ロータスランドは一昨年の高松宮記念で２着（重馬場）になっております。その時をピークに成績は徐々に落としておりますが、ここ３戦は僅差の競馬が出来ており、人気ほど上位と大きな差はないと思います。ただ、余程恵まれないと、どこまでいっても接戦までなのかなと思います。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
【注目馬】配信終了
←以上、高松宮記念の考察でした！
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