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データ分析でも書きましたが、今年のNHKマイルカップは超豪華メンバーが揃いました。このレースを制して、飛躍を遂げる馬はどの馬でしょうか。
早速、各馬を見ていきたいと思います。
出走馬 考察(netkeiba想定人気順)
1人気 ジャンタルマンタル(川田) 3.0倍
皐月賞は距離がどうかと思いましたが、強かったですね。ハイペースの中、3、4番手を追走し、直線で早々と先頭に立つ王者の競馬をしました。最後2頭に交わされましたが、勝ちに等しい内容だったと思います。皐月賞で2000mを克服しましたが、本質的にはマイルが合っているでしょう。距離短縮は間違いなくプラスです。後は中2週というローテーションだけですね。皐月賞で凡走していれば心配なかったのですが、あれだけの競馬をしています。ストレスの有無、ここの見極めがポイントですね。能力は文句なく最上位です。
2人気 アスコリピチェーノ(未定) 3.9倍
桜花賞は惜しくも2着でしたが、勝ち馬とはコース取りの差だけだったと思います。時計も優秀ですし、ジャンタルマンタルにも引けを取らないのではないでしょうか。どちらが強いのか興味は尽きないですね。巷では鞍上はルメール騎手ではないかと噂されています。もしそうなれば、強力な援護射撃です。この馬も中3週と間隔は短いですが、年明けまだ1戦しかしていませんし、桜花賞で勝ち負けをしてからのNHKマイル参戦というのは、ある程度想定していたと思います。勿論、想定と現実は違いますので、この馬もストレスには注意です。
3人気 ゴンバデカーブース(モレイラ) 10.8倍
喉頭蓋エントラップメント手術明け、7か月ぶりの出走となります。前走、サウジアラビアRCではボンドガール、シュトラウスを相手に、外から飲み込む競馬で本当に強い内容でした。もし病気が発症せず、ホープフルSに出走していたらどうなっていたでしょうかね。今回は病気の完治(パフォーマンスに影響がないのか)、長期休養明けという明確な不安材料があります。ただ、サウジアラビアRCのパフォーマンスは2強にも勝るとも劣らない内容だったと思います。鞍上はモレイラ騎手を確保してきました。
4人気 ボンドガール(武豊) 12.6倍
前走、NZTは前半口を割って、行きたがるような挙動が見られました。決して、鞍上の意のままにリラックスして走れていたとは言えないですね。惨敗するかと思いましたが、直線では力強く伸び、僅差の2着と力を見せてくれました。スムーズならもっと最後の末脚は切れていたと思います。半年ぶりのレースを使い、鞍上も継続騎乗で馬の事は理解したでしょう。ここは前走よりも大きな上積みが見込めそうです。ただ今回は、前走以上に仕上げてくると思いますし、歓声も大きいでしょう。こういった状況の中で、気性に不安がある馬というのは、ちょっと怖いですね。
5人気 ノーブルロジャー(松山) 12.6倍
シンザン記念は中団から差して、エコロブルームを完封し、毎日杯では逃げたメイショウタバルとは道悪適正の差が出ましたが、2番手から後続の馬を抑え込みました。新馬戦で33.3秒の末脚を使っており、スピードの担保もあります。有力馬と別路線を歩んでおり、比較が難しいですが、この馬も相当な能力を秘めていると思います。
6人気 エコロブルーム(横山武) 15.5倍
NZTでは直線でボンドガールに入りたい位置を塞がれてしまい、進路を取り直すロスがありましたが、それでもしっかりとボンドガールを差し切りました。NZTの時点では、ボンドガールよりもこの馬の方が明確に上だったと思います。NZTからの上積み、当日の枠等によって着順が入れ替わる事はあるかとは思いますが。外枠からでもしっかりと先行が出来ますし、最後の末脚も確かです。かなり信頼性の高いタイプの馬だと思います。内枠をとって、ロスなく競馬ができれば、チャンスは十分あると思います。
7人気 ディスペランツァ(未定) 20.8倍
パッと見ての成績は荒れていますが、1600m戦に限っていえば2戦2勝です。京都2歳Sでは、直線途中までは勝つかという手応えでしたが、最後パタッと止まってしまいました。距離が長かった事は明白ですね。東京コースは初めてになりますが、末脚勝負の馬ですので、プラスに働く可能性が高いです。気になるのは鞍上ですね。チャンスがある馬だけに、良い騎手に乗って欲しいですね。
8人気 ダノンマッキンリー(北村友) 27.0倍
朝日杯FS、クロッカスSでは道中折り合いを欠いてしまい、能力を発揮できませんでした。ファルコンSでは、折り合い重視で、思い切って追い込みにまわると、本来持っている能力を発揮し、直線だけでまとめて差し切るパフォーマンスを見せました。現状は折り合いに心配がありますので、今回も同様の競馬になると思います。そう考えると、直線が伸びる東京競馬場はプラスでしょう。後は距離が伸びる事で、ペースが落ち着いた時にどうなるでしょうか。いずれにしてもこのメンバーを相手に前走のような競馬で勝つのは至難の業です。超ハイペースになる等、展開の助けが必要ですね。
9人気 アルセナール(未定) 29.4倍
新馬戦、クイーンC共に、最後の100mの伸び脚が素晴らしいですね。かなり長くいい脚を使える馬です。非常に良いものを持っていると思いますが、まだ2戦しかしておらず、さすがにこのメンバーでは厳しそうです。今回出走が叶うならば(現在除外対象)、更なる成長という一押しが欲しいところです。
10人気 ロジリオン(戸崎圭) 33.1倍
京王杯2歳Sでは直線で進路が無く、追い出しが遅れて2着。スムーズなら勝っていたでしょう。ファルコンSでも最内枠が災いし、進路を確保する事が出来ず、最後までまともに追う事が出来ませんでした。決して力負けではありません。差し馬ですので、今回も不利を受けるリスクは頭に入れておきたいですが、コラソンビートに1400m戦で勝てるだけの能力を秘めている事は頭に入れておきたいですね。
11人気 チャンネルトンネル(岩田望) 41.2倍
アーリントンCでは究極の瞬発力勝負で32.5秒の脚を使っており、非常に見どころのある競馬をしました。ただ、それを上回る脚でディスペランツァに外から差し切られていますので、対ディスペランツァで見ると少し厳しいですかね。こちらの方が、道中の位置取りが前ですので、上手く立ち回って、ある程度のアドバンテージを持って直線を迎える事が出来れば、ワンチャンスあるかも知れません。そういう意味では内枠が欲しいですね。
12人気 シュトラウス(未定) 47.2倍
この馬もダノンマッキンリーと同様、折り合いに難がある馬です。前走は意図してスタートから最後方に下げて競馬をしました。道中はリラックスして走る事ができていたと思います。直線で内を突いてしまったので、進路が無くなってしまいましたが(ロジリオンもそうですが、ファルコンSは各馬内に殺到してしまい、イン差しの馬は厳しかったです)、手応えはかなりあり、進路があれば物凄い脚を使っていた可能性はありますね。相当な能力を秘めておりますが、この馬も現状はこういった競馬しかできないでしょうから、展開の助けが必要でしょう。
まとめ
ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノの2強はかなり強力です。この2頭で決まってもおかしくありませんね。ただ、この2頭と未対戦で能力の底を見せていない馬が結構います。「終わってみれば2強だった」は仕方ないとして、ギャンブル的には2強は重視しつつも、未知の能力に賭けたいですね。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】5/4(土)19時頃配信終了予定
以上、NHKマイルCの考察でした!
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