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直近5年の出走頭数は、12、10、13、11、10頭と毎年小頭数だったのですが、今年は15頭がエントリーしております。紛れの無い東京コースで、小頭数になってしまうと穴党は手も足も出ません。是非このまま15頭出走してきて欲しいですね。
有力馬考察(netkeiba想定人気順)
1人気 ローシャムパーク(戸崎圭) 3.0倍
春のGⅠは手が届きませんでしたが、大阪杯は外から捲る競馬でクビ差の2着、宝塚記念は大外から早め早めに動いての5着と、非常に優秀な内容だったと思います。一番強い競馬をして勝ち切れなかったという感じですね。持続力、パワーに関しては現役屈指のモノを持っています。ただ、開幕週の東京競馬場はどうでしょうか。得意の道中でマクる戦法も、1800mで淀みなく流れた場合、使う事のできない戦法です。東京1800mは、条件戦ですが(2.1.0.0)で、上がり3ハロン33.3秒の脚を使っている実績もありますので、心配ないのかも知れませんが・・・。
2人気 シックスペンス(ルメール) 4.6倍
前走は初のGⅠでテンションが上がってしまったのか、前半かかっていましたかね。それでも直線では踏ん張っていたと思います。スプリングSは小頭数の緩い流れでの勝利だったので、半信半疑なところがありましたが、一定の能力がある事は確認できました。上がり性能は高そうですし、可能性を感じる馬ではあります。ただ、人気が先行している感は否めないですね。とは言え、こういう馬があっさり勝ってしまうので・・・、なかなか取捨てが難しいです。
3人気 ヨーホーレイク(岩田望) 8.6倍
長期休養明けで金鯱賞を好走した後、その後の2走は反動を心配していましたが、新潟大賞典は59キロを背負って3着、鳴尾記念は外からきっちり差し切る主役の競馬で、堂々と1人気に応えて勝利しました。もう、これは単純に能力が違ったという事だと思います。ディープ産駒ですので、休み明けのフレッシュな状態は良いですね。ローテーションはGⅢ→GⅡになりますが、大きな格上げという感じでもないですし、ここは走ってきそうです。
4人気 エルトンバローズ(西村淳) 8.6倍
前走、中京記念は早めに抜け出す正攻法の競馬で3着。1人気、59キロを背負っての内容ですので、非常に強い内容だったと思います。酷量を背負って、軽い惨敗からの参戦は、ローテーション的には非常に良いです。昨年このレースを勝っており、コース適正も文句なしでしょう。ただ、昨年は斤量55キロ、内をロスなく通ってのモノでした。今年は斤量58キロ、昨年のような鮮度もありません。どこまでやれるでしょうか。
5人気 ダノンエアズロック(鮫島駿) 8.9倍
セレクトセールで、4億5千万の値が付いた馬ですので、デビュー前から人気と期待を背負った馬ですね。摩擦の少ない緩い戦いでは、レガレイラに勝っているように、期待に違わぬ強さを見せております。ただ、レベルの高い戦いになると、直ぐに投げ出してしまう危うさを感じます。これまで鞍上は外国人騎手で繋いできましたので、今回鮫島騎手に変わるのもマイナスでしょう。鮫島騎手が悪いのではなく、日本人騎手が乗っても、思い通りに動いてくれない心配がありますね。広い東京コースの中距離戦はベストですので、外をマイペースで走れれば、好走の可能性もありますが・・・。ただ、リスクに対してリターンが低すぎますね。
伏兵馬考察(netkeiba想定人気順)
6人気 ホウオウビスケッツ(岩田望) 10.4倍
地道にローカルを勝ち上がってきました。この馬は意外と侮れないです。今年に入って非常に充実しております。地味ですので、人気しないようなら買いたい馬です。今回、先行馬が揃っておりますが、1800mであれば、逃げ、番手で競馬が出来るスピードを持っています。今回、絶対に逃げたい馬がおりませんので、逃げたら面白いですね。真ん中から内枠が欲しいです。
7人気 オフトレイル(田辺) 16.0倍
前走、ラジオNIKKEI賞はハイペースになり、差し馬向きの展開になりました。この馬自身も出遅れた事で、追い込みにまわる位置取りショックに強く反応しました。外から飲み込むタイプの馬ですので、全てが上手くハマりましたね。前走は鮮やかでしたが、レースのインパクトほど強い馬ではないと思いますし、強い相手に頑張れるタイプでもないです。格上げ戦のここは厳しいと思います。
8人気 ニシノスーベニア(大野) 23.3倍
この馬も今年に入って、かなり充実していますね。幕張Sは3勝クラスとはいえ、5馬身差の圧勝。ダービー卿CTはスタート出負けして、位置取りが後ろになってしまいましたが4着と健闘。直線の勢いを見る限り、スタートさえ出ていれば、更に着順は上がっていただろうという内容でした。前走エプソムカップは、流石にレーベンスティールには敵いませんでしたが、それ以外の馬には2馬身差をつけて完勝という内容でした。前走が相当優秀な内容でしたので、素直に強いと捉えるか、反動を心配するか、判断が難しいです。間隔を開けてきましたので、しっかりリフレッシュしてきていれば心配のタネは減ります。減っていた馬体重を戻してきて欲しいですね。
9人気 ヤマニンサルバム(三浦) 23.8倍
前走は「前走逃げられなかった逃げ馬」「人気落ち」と走る要素が全て揃っていました。ここは流石に厳しいと思います。人気はなさそうなので、離して逃げたらチャンスはあるかも知れないですけどね。
10人気 マテンロウスカイ(未定) 26.4倍
東京1800mは昨年のエプソムカップ3着、メイS2着があるように得意な舞台です。中山記念を勝っているように実績負けもしておりません。真ん中から内枠をとって、逃げ、もしくはポケットから競馬ができれば面白いですね。重賞の鮮度もまだまだありますので、勝ち切る可能性も十分あると思います。そもそも、こんなに人気しないんでしょうか。騎手も未定ですし、エントリーしているだけなんですかね?
11人気 トップナイフ(横山和) 37.5倍
早熟なのか、リズムを崩したのか、4歳になって良い競馬が出来ておりません。そもそも立ち回りでアドバンテージを取りたい馬ですので、東京コースというのもどうでしょうか。ここでいきなり馬券内の好走というのは、ちょっと考え難いですね。
12人気 シルトホルン(津村) 43.0倍
前走はエプソムC、メイSのストレスがモロに出た感じです。馬が前に行かなかったですね。エプソムCで3着にきているように、条件が揃えば重賞でも好走できる力はあります。今回、人気をガッツリ落として、逃げのカードを切ってきた場合は非常に怖い馬になります。絶対に逃げたい馬はいませんが、逃げそうな馬は結構いますので、枠の並びが大事になりそうですね。
まとめ
人気の中心になりそうな、ローシャムパーク、シックスセンスは少々怪しい人気馬だと思います。それぞれに不安材料があります。
一方、伏兵馬については、シルトホルン(12人気)までは十分チャンスがありそうです。例年堅い決着が多いレースですが、今年は穴馬の好走を期待してもいいかも知れません。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】10/5(土)19時頃、配信終了予定
以上、毎日王冠の考察でした!
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