京王杯スプリングC 考察 ~昨年馬券になっている3頭が揃い踏みも・・・~

競馬

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過去にはサトノアラジン、レッドファルクス、ダノンスマッシュ等のGⅠ馬が出走している伝統のGⅡです。今年はGⅠに羽ばたく馬が出てくるでしょうか。16頭のエントリーとまずまず頭数は集まりました。

では早速各馬を見ていきたいと思います。




出走馬 考察(netkeiba想定人気順)
1人気 トウシンマカオ(菅原明) 3.7倍
重賞を連勝して、高松宮記念に挑みましたが、6着と敗れました。ルメール騎手は完璧に乗りましたので、GⅠでは足りないという事が明確と分かった1戦だったと思います。GⅡまでなら問題なく上位争いできるでしょう。ある程度計算できる馬なので、この馬に先着できる馬がいるかどうかを考えたらよいレースだと思います。この馬は外枠がよいと思います。内枠なら割引です。
2人気 ウインマーベル(松山) 4.5倍
かつてない充実ぶりで、高松宮記念に挑みましたが、12着と敗れました。外枠だった事、重馬場だった事と言い訳は出来ますが、ちょっと負け過ぎです。この馬もトウシンマカオで書いた事と一緒です。GⅠでは足りませんが、GⅡなら計算が立つ馬です。昨年、このレースの2着馬ですしね。この馬の方が1400mの実績もありますし、より計算しやすいかも知れませんね。
3人気 ソーヴァリアント(モレイラ) 5.8倍
元々中距離を走っていた馬ですが、昨年秋からマイル路線に移ってきておりました。今回更に距離を詰めて初の1400戦になります。徐々に成績が下がってきていますが、距離短縮が起爆剤になるでしょうか。正直、距離云々よりも年齢による衰えがきているように感じます。ただ、モレイラ騎手が乗ってくるんですね・・・。モレイラ騎手なら何でも買えばいいというモノではありませんが、こういう当落線上の微妙な立場の馬を持ってきてしまう騎手です。当日の人気と相談したいですね。
4人気 レッドモンレーヴ(横山和) 7.4倍
昨年のこのレースの覇者です。富士Sでもナミュールの2着に入っており、東京1400~1600mはこの馬のベスト舞台です。当然有力と言いたいところなのですが、前走中山記念のレース振りが非常に気になります。スタートから1頭だけ大きく後ろで取り残されて、最後まで上がってくる事なくレースを終えております。距離が長かった、馬場が悪かった、もちろん理由はいくつかあるかと思いますが、色々あるにせよ、あまりにも酷いです。走る気力が失っている可能性さえ感じてしまいました。ここまで負けたのは初めてだと思います。今回は非常に判断が難しいです。ここでも全くダメであれば、低迷期に入ったと判断してよいと思います。
5人気 リュミエールノワル(川田) 8.9倍
中距離で頭打ちになり、1年前にマイルに路線変更しました。マイル戦では好走するものの勝ち切れず、更に距離を縮めて1400m戦に転戦すると、そこから3連勝と素質を完全に開花させました。楽に2、3番手をとれるスピードの持ち主です。元々短距離に適正があったのでしょう。正直、レース振りから強さは感じませんが、3連勝は能力が無ければ出来ない芸当です。鞍上も川田騎手を配してきました。重賞初挑戦と鮮度も抜群です。ここは勝負気配ですね。
6人気 ダノンスコーピオン(戸崎圭) 16.3倍
悩めるGⅠ馬です。東京は、NHKマイルを勝ち、富士Sでセリフォス、ソウルラッシュの3着になっているベストの舞台と言ってよいでしょう。ただ、全く浮上のきっかけが掴めていないですからね。負けている中でも走れそうな挙動を見せるまでは静観でよいと思います。”来たら事故”と割り切ります。
7人気 スズハローム(鮫島駿) 17.6倍
先行から差しに脚質変更をして、素質を開花させました。直線の末脚は物凄いものがあります。現状はマイルですと、末脚が鈍ります。1400mであれば、自慢の末脚を引き出す事が出来ますので、脚質転換後初の東京1400mでどれだけの脚を使ってくるか楽しみです。普通に考えれば、直線の長い東京コースはプラスになるでしょう。
8人気 メイショウチタン(柴田善) 22.0倍
ピンかパーの逃げ馬です。重賞成績は(0.0.0.11)と全く歯が立っていません。ここ数年は”左回り”、”1400m”しか走っていませんでしたが、前走は久々に1600m戦で勝利し、今年7歳ですが充実しているのではないでしょうか。言うまでもなく、前走から今回1400mに距離が短縮される事はプラスでしょう。
9人気 バルサムノート(未定) 24.9倍
白百合S1着、ラジオNIKKEI賞4着等、中距離路線でもまずまずの成績を残していましたが、昨年冬から短距離路線に舵を切ってきました。浜松Sで即結果を残しオープン入りしましたが、続く北九州短距離Sは大外枠、オーシャンSは出遅れとここ2戦は噛み合っていません。ただ、敗因は明確です。レース振りから重賞で好走できるだけの能力はあるでしょう。
10人気 ダディーズビビッド(未定) 28.2倍
昨年、このレースの3着馬です。積極的に先行、速い脚を使って(上がり3ハロン33.5秒)雪崩れ込みました。このレースの好走パターンを体現した形です。近走は冴えませんが、同じような競馬が出来れば穴を開けるチャンスはあるかも知れません。



まとめ
ここで挙げた以外の馬ですと、グランデマーレは今まで重賞で通用していませんし、7歳という年齢から大きな上積みは見込めません。常識的に考えると厳しいのですが、信越S、オーロカップと近走左回りの1400戦で結果を残しており、全く人気しないのであれば、配当妙味を考えると、全く無しではないかなと思います。
今回、安田記念の前哨戦とは言えないレベルです。GⅠとは関連性のないGⅢレベルですね。昨年の1、2、3着馬が全て出てきますが、近走成績が安定しているのはウインマーベルのみです。それだけに、思わぬ馬が馬券になる可能性があるかも知れませんね。
最後に”注目馬”を挙げておきます。
※【注目馬】5/10(金)19時頃、配信終了予定
以上、京王杯スプリングCの考察でした!



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